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アムウェイをはじめとしたネットワークビジネスの勧誘をキッパリと断る撃退法を3つ、紹介します。
あなたは、アムウェイの勧誘を受けたことがあるでしょうか?
amway(日本アムウェイ)というのは、ネットワークビジネスの大手企業です。
多くの人が「怪しい」というイメージを持っていますが、しっかりしたネットワークビジネスの仕組みをもっている会社です。
しかし、ネットワークビジネスは別名「マルチ商法」、「連鎖販売取引」ともいって、違法ではないものの、トラブルが起きやすい販売方式です。
ネットワークビジネスの会員は、「誰かを勧誘して会員を増やす」ことで利益をあげるビジネスモデルなので、勧誘による人間関係のトラブルが起きやすいのですね。
ルールやマナーをわきまえて、まともな勧誘をする会員ばかりならなんの問題もないのですが、実際には「まともとは思えない勧誘」をする会員が非常に多いのです。
- 「ネットワークビジネスに関する知識が浅いままに、メリットをごり押しで話す」
- 「とにかく成果を上げたいから、しつこく加入を迫る」
- 「アムウェイを盲目的に信奉していて、会員に誘うことが相手のためだと信じて疑わず強引な誘い方をする」
(これは特に悪意がないぶん、たちが悪いですね)
などなど、人の迷惑になるような勧誘が多く行われているのが現状です。
現在、アムウェイの会員は日本に70万人もいますから、迷惑な勧誘をする人もたくさんでてきます。
さらにいえば、現在日本でネットワークビジネスを展開している企業はアムウェイだけではありません。
あなたが、現在しつこく強引な勧誘に悩まされているわけではなくても、いつかネットワークビジネスの勧誘を受ける可能性は決して低くはないのです。
ネットワークビジネスに興味があるのなら別ですが、そうでないなら正しい断り方を知っておくべきです。
アムウェイに限らずネットワークビジネスの勧誘は、へたしたら法に触れる場合もあるほど悪質なものが多いですから。
今回は、アムウェイ会員の勧誘の手口から予防の仕方、断り方、撃退法まで徹底的に解説しますので、しっかり対処できるようになってください。
勧誘されないために知っておきたいアムウェイ会員の特徴3つ
そもそも勧誘のターゲットにされる前に、関わらないのが一番です。
アムウェイ会員の3つの特徴を知って、そもそもアムウェイの会員とは関わらないようにしましょう。
ここで取り上げる3つの特徴が、アムウェイ会員なのかそうでないのか、見分け方の基準になります。
へたに関わると、しつこい勧誘をしてくる可能性の高いアムウェイ会員の特徴を、3つ紹介します。
- やたらとポジティブ
- パーティーやセミナーなどによく参加している
- 「夢」、「成功」、「感謝」という言葉をやたらと使う
もし、アムウェイ勧誘のターゲットになってしまったら、しつこい勧誘に迷惑することになります。
お金がからんでいますから、勧誘者は必死です。
断ってもしつこく連絡してきたり、家や会社に押し掛けてきたりと、平気で迷惑な行為を働く会員は多いですし、ひどい会員になると断った相手に対して暴言を吐くこともあります。
何度もアムウェイの話を聞かされて時間を無駄にしたり、迷惑な勧誘で嫌な思いをしないためにも、アムウェイ会員の特徴を知って、勧誘される前に予防できるようになってください。
アムウェイ会員とは、アムウェイのネットワークビジネスに参加している人のことで、ディストリビューターとも呼びます。
アムウェイは、勧誘して会員を増やすことで自分のランクが上がるシステムになっているので、彼らは日々勧誘するターゲットを探しているのです。
アムウェイビジネスは、グループの仲間同士での交流が大事なので、ディストリビューター達は常にグループで集まったり連絡を取ったりしています。
そのため、自然と、会員に共通する特徴というのが出てくるのです。
特に目立つ3つの特徴について、詳しく説明します。
アムウェイ会員の特徴① やたらとポジティブ
アムウェイ会員に共通する特徴として、「やたらとポジティブである」ということがあげられます。
ネットワークビジネスは、常に人を勧誘し続けなければなりません。
ネットワークビジネスはどれだけ頑張っても結果が出るまでに時間がかかるので、正直、かなり高いモチベーションを維持し続けなければ、やってられないビジネスです。
すでに会員がたくさんいるうえに(日本だけで70万人)、アムウェイという言葉だけで警戒する人が多くなってしまっているという、勧誘そのものが難しい状況の中でモチベーションを保つには、無理にでもポジティブにならざるを得ませんからね。
「アンチがいるから成功できる。みんながアムウェイ好きでアムウェイを仕事にしてしまったら、誘う相手がいなくなってしまうから!」
というように、風当たりが厳しい状況すら前向きにとらえられる、非常にポジティブなマインドを持っている人が多いです。
アムウェイ会員の特徴② パーティーやセミナーなどによく参加している
アムウェイ会員は基本的に、パーティーやセミナーなどに頻繁に参加していて、その様子をSNSなどで積極的に発信しています。
「ホームパーティーしてきました!」
「バーベキューしてきました!」
などと、大勢で盛り上がっている様子を、写真付きでSNSにアップすることが多いのです。
アムウェイの会員は頻繁にそういった集まりを開いていて、そこに人を誘い込んで勧誘するという手段を使います。
だから、普段から交友関係が広いことをアピールしておいて、自然にターゲットを集まりに誘うのです。
具体的にはホームパーティーやバーベキュー、女子会などと称して誘ってくることが多いです。
また、アムウェイの会員はパーティーだけでなく、セミナーやミーティング、勧誘活動などで常に多忙にしています。
実際、アムウェイなどのネットワークビジネスは、一度始めれば休む暇なんてないですからね。
- 「人と会う予定があるので!」
- 「このあと飲み会がある!」
- 「仕事があるんです!」
みたいに、常にせわしなく動いている人は、アムウェイなどのネットワークビジネスに熱心に取り組んでいる、ディストリビューターである可能性が高いです。
アムウェイ会員の特徴③ 「夢」「成功」「感謝」という言葉をやたらと使う
アムウェイの会員は、夢、成功、感謝という言葉が好きでやたらと使います。
SNSなどを見て、異常な頻度で「感謝」を使っている人がいれば、少し警戒した方がいいでしょう。
- 「素晴らしい方々との出会いに感謝!」
- 「○○さんの心遣いに感激、ありがとうございます!」
- 「自分の未熟さを思い知らせてくれた、失敗経験に感謝!」
- 「△△のセミナーに行ってきました、感謝!」
などなど、とにかくいつも、何に対しても感謝しています。
「え、そこで!?」
と思うようなところでも、「感謝」という言葉を使っていることが多いです。
さらに、それに対して「夢に向かって頑張りましょう!」、「成功目指して努力あるのみ!」のような返信を返している人が多ければ、それは高確率でディストリビューター同士の会話です。
「今日も一日素晴らしかった!明日も楽しみです。頑張る!」
「○○のセミナーに行ってきました。素敵な御縁に感謝!」
など、ポジティブな発言が多いです。
よく「意識高い系」と呼ばれるタイプと通じるところがありますね。
その他、アムウェイ会員の特徴
他にも、アムウェイ会員に共通する考え方や行動がいくつかあります。
- 基本的に「会社員はくそくらえ」のような考え方をもっていて、それが言動の端々によく現れている
- アムウェイをとにかく信奉していて、アムウェイをバカにされたり否定されたりすると感情的になる
- ロバートキヨサキの著書「金持ち父さん貧乏父さん」の話を熱く語る
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また、アムウェイのディストリビューターは「37」という数字を好んでいて(最も有名なアムウェイ成功者、中島薫氏の誕生日です)、車のナンバーやアドレスに入れていることが多いです。
また、アムウェイの勧誘を受けたことのある人は経験があるかもしれませんが、アムウェイの勧誘者は、「とにかく勧誘したい」という気持ちが先行していて、相手のことを考えない話し方をすることが多いです。
最初は「話だけでも聞いてほしい!」というスタンスだったのに、いざ勧誘を断ると途端に態度を変えて、こちらの人格を否定するようなことを言ったり、平気で暴言を吐いたりすることもあります。
アムウェイの勧誘をされて断ったが、こちらの人格や考えを否定するようなことを言われ(「本当にそんな生き方でいいのか?」や「アムウェイの良さがわからないなんてかわいそう」などの暴言)、大変嫌な思いをした、という体験談はよく聞きます。
アムウェイのビジネスは人とのつながりが大事であるはずなのですが、会員は、勧誘する相手をいわゆる「カモ」程度に考えていることが多いんですね。
実際、勧誘の際はすごく必死だったのに、勧誘が終わると音沙汰がなく、たまに商品購入の催促の連絡が来る、というパターンが多いのです。
アムウェイ勧誘のターゲットにされてしまうと、実害を被らなかったとしても不愉快な思いを味わうことになる場合がほとんどです。
そうならないためにも、アムウェイ会員なのかどうか、事前に見分けて回避しましょう。
ここで取り上げた3つの特徴、
- やたらとポジティブ
- パーティーやセミナーなどによく参加している
- 「夢」、「成功」、「感謝」という言葉をやたらと使う
これらの特徴にプラスで、「会社員をバカにするような態度」をしていたり、「37」の数字を好んで使っていたり、また「金持ち父さん貧乏父さん」の話を始めたり・・・などの特徴が見られたら、ほぼ100%アムウェイの会員です。
少しでも思い当たったら、アムウェイの会員であることを疑ってください。
アムウェイ勧誘の手口を徹底解説
アムウェイディストリビューターが勧誘を行う際の特徴から、その手口まで、徹底的に解説します。
勧誘される側にしてみればたちの悪いやり方ばかり使ってくるので、しっかり対処できるようになるために、彼らのやり方を知りましょう。
まず前提として、アムウェイの会員は「直接ターゲットに接触する」というアナログな勧誘を行います。
アムウェイ社は、あくまで「口コミで商品を広める」のが目的なため、ネット上での勧誘を一切禁止しているからです。
つまり、
- 知り合い(自分の電話帳)に片っ端からアポ取りの電話をかける
- 自宅やアップ(ネットワーク組織の上位の人)の家に誘って勧誘する
というのがディストリビューターの必須の手段なのです。
アムウェイの会員は、まず自分の連絡先をリストアップして勧誘をかけます。
なので、昔の友人や、関係の薄い知り合いなどから久しぶりに連絡がきたら、勧誘の可能性があるので少なからず警戒が必要でしょう。
アムウェイ勧誘のターゲット
アムウェイ会員が勧誘のターゲットにする人物には、共通する特徴があります。
アムウェイの会員も、もちろん頭の悪い人間ばかりではありませんから、「誰かれ構わず」という勧誘ではなく、「狙ったターゲットに接触して、うまくコミュニケーションを取る」という勧誘をしてくることが多いのです。
誘いやすい、誘えば会員になりやすい「発言」、「職業」、「性格」をしている人を狙ってきますので、それぞれ詳しく解説します。
アムウェイ勧誘のターゲット① アムウェイに誘われやすい発言
実際の会話や、SNSの投稿で「仕事の悩み」、「将来の不安」などを発言している人は狙われやすいです。
- 「このままこの仕事でやっていけるだろうか?」
- 「楽しいことがない、つらい」
- 「将来大丈夫なのかな、不安だ」
このような発言を頻繁にしている人には、悩みや不安に付け込んだ勧誘をしてきます。
具体的には、
「自分も昔、同じように辛い時期があった。だけど、今の環境(もちろんアムウェイのこと)に出会って人生が変わったんだ!」
という感じで接触してくるんですね。
本当に深く悩んでいる人であれば、勧誘者の輝いている姿(実際にはそう見せているだけの場合が多いですが)に魅力を感じることでしょう。
「私もこの人みたいに輝けるかもしれない!」
「どんなことやってるんだろう?」
と思わせてしまえば、もうアムウェイ勧誘者の勝ちのようなものです。
勧誘のうまい会員であれば、そこから徐々に信頼関係を積み上げて、「この人に付いていけば自分も変われるかもしれない!」と思わせたところでアムウェイの話を出すでしょう。
信頼関係が出来上がっているので、「え、アムウェイ!?」と思ったとしても、誘われたら非常に断りづらいのです。
宗教の勧誘と似たような誘い方ですね。
アムウェイ勧誘のターゲット② アムウェイに誘われやすい職業
アムウェイのディストリビューターは、その人の職業を見て、勧誘する相手を選ぶこともあります。
まず、給料が低く労働時間が長いなど、辛い労働環境にある職業はターゲットにされやすいです。
たとえば、保育士や美容師などですね。
単純に、現状に不満を抱えているので誘いやすいのです。
彼らは基本的に、自由になるお金や時間が少ないことに不満を持っているので、アムウェイ勧誘者は「副業」や「自由」などの言葉で興味を持ってもらおうとしてきます。
また、事務の女性など、刺激を求めていそうな職業の人を、「人脈」や「グループ」という言葉で釣ろうとすることもあります。
そして、少し意外ですが、看護師やエステティシャンもよくターゲットにされます。
彼女たちは、サプリメントや美容液などの成分に詳しいので、アムウェイ商品の成分や効用を話すと良さがすぐにわかります。
「この成分でこの値段!?」
「こんなに良い効用があるの!?」
という感じで、感動することが多いのです。
そこで、アムウェイの会員(ディストリビューター)になれば、アムウェイの商品をお得に購入することができる、という話に持っていって勧誘をかけるんです。
アムウェイに誘われやすい性格
当然ですが、ディストリビューターは、誘っても反撃してきそうな相手は勧誘しようとしません。
- 旅行が好き
- 気が強くポジティブ
- さみしがりや
- 健康を気にしている
このような性格の人は、アムウェイ会員からみれば誘いやすい性格です。
まず旅行が好き、旅が好きな人というのは、「一生遊んで暮らしたいですか?」と聞かれたら、高確率で「イエス」と答えるでしょう。
そもそも、普通の就職を嫌う傾向が強いですからね。
そんな人が、
- 自分で働かなくても権利収入が入ってくるので、旅しながら暮らせる
- アムウェイである程度稼ぐようになると、年1回、世界のどこかで行うクルーズ旅行に招待される
などの「アムウェイ成功者の話」をきいたら、ほぼ確実に興味を持ちます。
そして、次にポイントになるのが「気が強くポジティブな性格」です。
気が弱い人こそ、勧誘のターゲットになりそうなものですが、実際はそうでもないのです。
なぜかというと、気が弱い人は、始めてもすぐに辞めてしまったり、勧誘ができなかったりするので、会員になってもらえたとしてもあまり勧誘者にメリットがないからです。
ディストリビューターは、ポジティブに物事をとらえて、前向きに夢や成功に向かって頑張れる人こそ仲間にしたいのです。
さらに、「さみしがりや」という人であれば、アムウェイ会員にとって、より誘いやすいです。
アムウェイは、常に仲間内でイベントやセミナーを行ったり、密に連絡を取り合ったりしますからね。
アムウェイという超強力なネットワークによって、仲間ができるわけです。
だから、「一緒に夢に向かって頑張る仲間」という、聞こえのいいフレーズを使って誘惑しやすいのです。
仲間がほしい、出会いが欲しい、という人に、この点をメリットとして押してくるでしょう。
最後にポイントになるのが、「健康志向」という性格です。
常に健康に気を配っている人は、食品やサプリメントなど、とにかく質のいい商品を求めています。
ただ、普通に探したり検索したりしても、なかなか良い商品は見つからないものです。
そこで、「健康だと思っていたものは、実は健康ではないんだよ」などの言葉で興味を引いて、アムウェイの商品を紹介するのです。
アムウェイの商品は、広告費をかけず、商品のクオリティに力を入れて作っている、という説明をして、実際の商品の成分や効能を教えれば、
「こんなに良い商品があったのか!」
と感動してもらえますからね。
あとは、「会員になれば商品を安く買える」、「このような良い商品を、自分たちでもっと広めていかないか?」などと背中を押せばいいだけです。
アムウェイ勧誘の基本的な誘い文句
ディストリビューターが勧誘の際に使う「誘い文句」には、ある程度定型句があります。
嘘や誇大表現を使っていることが多いので、うかつに信じてしまわないように注意しましょう。
代表的なものをいくつか紹介します。
アムウェイ誘い文句① 「アムウェイの商品は、広告費、仲介料に一切お金をかけていない分、商品自体にお金をかけているので高品質!」
とにかく、商品のクオリティの高さをアピールしてくるときの常套句です。
確かに、アムウェイは口コミだけで商品を売る会社ですから、広告費を削って良い商品を作るという方針で運営しています。
ただ、「一切お金をかけてない」というのは間違いです。
アムウェイは、基本的に広告費を使ってはいないものの、たまに新聞や雑誌に広告を載せていたり、オリンピックの公式スポンサーになったりしているので、全く広告を行っていないわけではないのです。
また、仲介料がないというのも微妙なところです。
小売店や卸売業者の仲介はありませんが、そのかわりに、ディストリビューターに支払う活動促進費(要するに会員に対する報酬のこと)が、商品原価の30%を占めているのです。
仲介料とあまり変わりませんね。
しかし、アムウェイの商品のクオリティが高いのは事実です。
ただ、評判の良くない商品もあるので、アムウェイ商品のすべてが、最高に品質の良いものであるというのは大げさです。
アムウェイ誘い文句② 「アムウェイの製品開発には、世界最高レベルの科学者と、世界最高の開発費がかかっている!」
「とにかくアムウェイはすごいんだ!」というアピールをしたいために出てくる言葉です。
しかし、これに関しては完全に噓なので信じてはいけません。
アメリカ発祥の会社だから、大きな話も本当かと思ってしまうかもしれませんが、実際にはそこまでの開発費はかけられていません。
また、似た系統の常套句で「アムウェイの洗剤は天然素材を使っているから、人体にも環境にも優しい」などというものがありますが、これも嘘です。
洗剤に関しては、「ヤシの実の天然成分が使われている」ということを根拠に「良い商品だ」と話してくるはずです。
しかし、そもそも「ヤシの実の天然成分」というのはアムウェイの洗剤だけでなく、他の市販の洗剤にも使われている成分ですから、アムウェイの洗剤だけが特別に環境や人体に優しいなんてことはないのです。
それどころか、「天然」、「植物」という言葉で良い成分のようなイメージを植え付けられているだけで、ヤシの実洗剤は、合成洗剤(石鹸を使っている洗剤よりも肌を傷めやすいという意見がある)と変わらないのです。
(※ヤシの実洗剤の成分について、詳しく解説しているサイトはこちら。
「ヤシの実洗剤は地球にやさしい?」Ⅲヤシの実洗剤とは?)
こういう話は、本社に問い合わせればすぐに噓であることがわかります。
ちゃんとした知識をもって、正しい情報でデモンストレーションしてくれれば問題はないのに、このように大げさすぎたり適当な噓を言ったりするディストリビューターが多いからたちが悪いのです。
アムウェイ誘い文句③ 「アムウェイは頑張れば絶対に儲かる!」
ディストリビューターは、しばしば「儲かるビジネスがある」や「うまい話がある」などといって話を持ちかけ、「アムウェイビジネスは努力すれば確実に儲かる」というニュアンスで説明をしてきます。
しかし、これは一番本気にしてはいけない言葉です。
そもそも、絶対に儲かるビジネスなんて存在しません。
それどころか、
アムウェイのビジネスは、特に稼ぐのが難しいビジネスであるというのが事実です。
アムウェイビジネスの仕組みを見てみればすぐにわかりますが、アムウェイビジネスだけで優雅な生活を送れているのは、上位の数パーセントの会員だけですからね。
アムウェイ会員は、金融危機や世界情勢リスクの話をして、自分の力で稼ぐべきという方向に持っていったり、みんなやっているからやるべきという話をしたりするのが常套手段なのですが、アムウェイよりも効率のいいビジネスはいくらでもあります。
金融危機や世界情勢のリスクで不安なら、わざわざ稼ぎにくいアムウェイでビジネスをするよりも、ほかの方法を探った方がいいでしょう。
アムウェイ勧誘の代表的な手口3つ
アムウェイ勧誘の代表的な手口を3つ紹介します。
アムウェイディストリビューターの勧誘には、代表的な3パターンの手口があります。
- セミナーへ勧誘
- カフェなどでのABC勧誘
- 恋愛商法での勧誘
勧誘される側にしてみれば、どれもたちの悪い手口です。
いざこれらの手口で勧誘されたとき、冷静に対処できるように、彼らのやり方を知りましょう。
アムウェイ勧誘の代表的な手口① セミナーへ勧誘
ターゲットをセミナーへ連れて行くという勧誘方法です。
アムウェイは、頻繁にセミナーや講演会を行っていて、その中には「見込み客を勧誘するためのミーティング(オポチュニティミーティング、略称はOM)」というものがあります。
ディストリビューターは、それを利用して勧誘してきます。
OMはアムウェイ勧誘者にとって、会員を獲得するのにかなり有効な手段なので、気を付けましょう。
セミナーに誘われて、一度会場に入ってしまえば、途中で退出するのは難しいですからね。
アムウェイのOMは、実際に稼いでいる人が自分の成功体験を話したり、うまく「自分にもできるかもしれない!」と思わせるような内容になっているので、誘われた人はその気になってしまうことが多いのです。
最近では、アムウェイのセミナー勧誘の手口もだいぶ巧妙になっています。
詳しく説明しますね。
アムウェイセミナー勧誘の手口
アムウェイ会員が、セミナーに誘うときの手口を紹介します。
アムウェイ会員は、「アムウェイ」という名前は伏せて、セミナーに誘うことが多いんです。
「ダイエットや美容関係のセミナーがあるから、一緒に行かない?」
など、「美容」というワードで相手を誘って、アムウェイのサプリメントや化粧品の説明をきかせる、というパターンが特に多いです。
アムウェイは、サプリメントや化粧品など、美容関連の商品が充実していますので、「美容関係のセミナー」という言葉で誘いやすいのです。
さらに最近では、アムウェイ側は「アムウェイの集まりに見えないセミナー」を開催することが多くなりました。
たとえば、
「経済塾 お金の哲学」。
これが、アムウェイのセミナーのタイトルなんです。
タイトルからして、資産運用や貯蓄に興味がある層に訴えるセミナーですね。
資産運用のセミナーがあるといって誘い、
「資産運用をするにはまず資金が必要」→「アムウェイのビジネスでお金を増やしましょう!」
という流れで勧誘をするのです。
一見アムウェイとは関係なさそうな単語でセミナーに誘ってくるので、注意が必要です。
特に、「美容」、「健康」、「お金」に関連する言葉が出たら警戒すべきでしょう。
アムウェイのセミナー(OM)の主な内容
アムウェイのセミナーや講習会には様々な種類がありますが、アムウェイ会員が、勧誘したい相手を連れて行くのは主に「見込み客を勧誘するためのミーティング(オポチュニティミーティング、OMとも呼ぶ)」です。
オポチュニティミーティング(OM)は、勧誘のために開催されるセミナーで、ここで主に話をするのは「ビッグタイトルを獲得している人(アムウェイビジネスで稼いでいる人)」です。
実際に成功している人の生の声ですから、聞いていて心地がいいんですね。
セミナーで登壇する人の中には、スピーチの訓練をうけている人も多く、受講者のモチベーションを上手に上げる術を心得ています。
彼らが実際に成功したプロセスを聞くことで、「自分も成功できるんじゃないか!?」という気になってしまうんです。
そのうえ、「稼いだお金でこんなことができています!」という内容の映像を流したりして、「自分もアムウェイで成功して、自由な生活がしたい!」という欲をうまくかき立ててきます。
リーダーが話をしている最中は、常に他のディストリビューターたちがこれでもかと話を盛り上げますので、誘われた見込み客はその雰囲気にのまれてしまいまい、その場で会員登録をしてしまうことが多いんです。
OM終了後には、必ず感想を求めてきて、様子を覗いつつ勧誘を始めてきます。
興味がある様子を見せると、商品の説明を始めたり、アムウェイビジネスの詳しい内容を話したりと、次の勧誘のステップに移るのです。
OMを使った勧誘は、会員にとって、「OMに連れ込むことさえできれば、成約率が高い」手口です。
アムウェイらしいセミナーには最初から行かないのが一番ですが、アムウェイの名前を出さずに誘ってくることがほとんどですからね。
もし参加したセミナーがアムウェイのものだとわかったら、その場の雰囲気や成功者のスピーチに踊らされないように注意しましょう。
何度も言いますが、アムウェイのビジネスは一握りのトップしか稼げない仕組みになっています。
OMでは、当たり前ですがアムウェイビジネスのメリットしか話しません。
どんなに心地のいい演説を聞かされたとしても、簡単に、「アムウェイなら自分でも成功できるかも!」などと思わないことです。
アムウェイ勧誘の代表的な手口② カフェなどでのABC勧誘
アムウェイのABC勧誘とは、勧誘者であるディストリビューターとターゲットの間に、勧誘者のアップが入って行う勧誘のことです。
A:Adviser。実際に説明や勧誘を行うアップのことを指す。
B:Bridge。「橋渡し」の意味で、勧誘者のこと。勧誘を行うアップと、ターゲットをつなぐ橋渡し役。
C:Customer。勧誘者が連れて行く見込み客のこと。勧誘するターゲット。
これがネットワークビジネスで頻繁につかわれる「ABC」という勧誘手法です。
まだ勧誘に慣れていない新人ディストリビューターのために、アップが間に入って勧誘を行うという、基本的な勧誘の形になります。
当然ですが、口コミでの勧誘には、しっかりした知識やトークスキルが必要です。
入ったばかりの会員が、最初から勧誘をうまくできるわけはないので、最初のうちはアップがABCでフォローに入るというやり方をするんです。
アムウェイのビジネスは、グループの中で直下のダウン(自分が直接誘った会員)が稼いでくれなければ儲からないようになっているので、
誘ったアップとしても、自分のすぐ下の会員にはしっかり勧誘ができるようになってもらわなければ困るのです。
そのため、ディストリビューターは自分の直下のダウン(とその一段下のダウン)メンバーのフォローは熱心に行います。
ディストリビューターにとって、このABC勧誘というシステムは、新人にとってもその上のアップにとってもメリットのあるやり方なのです。
ABC勧誘の具体的な流れ
ABC勧誘は、基本的にカフェやファミレスで行われます。
(そのためABC勧誘は、ファミレス長時間拘束勧誘などと言われることもあります)
- B(橋渡し役)が、C(ターゲット)に「すごい人がいるから会わせたい」という話をする
- B(橋渡し役)が、カフェやファミレスにC(ターゲット)を呼び出す
- そこで、実際に説明を行うA(Bのアップ)と引き合わせる
- A(アップ)が説明をする。その間、B(橋渡し役)は説明の仕方を勉強する
やがてはこのBがアップになり、Aの役回りを行うことになります。
このサイクルを繰り返して、組織を大きくしていくのが、新人教育と並んでABC勧誘のもう一つの目的なのです。
(実際には、そううまくサイクルが回ることはないですが・・・。結局、どんな誘い方をしようが、やる人はやるしやらない人はやらないのです)
「すごい人がいるから会わせたい」などといって、自分のアップを紹介するのが普通の流れですが、場合によっては「偶然を装う」パターンもあります。
BがCと一緒にいるときに、「偶然」、「たまたま」、普段忙しいはずのAが近くに現れるのです。
この「偶然」というのはアムウェイの勧誘あるあるなのですが、
一人の会員がターゲットにアムウェイの話をしているところに、あたかも「成功している人はいくらでもいるよ」という雰囲気で、普段忙しいはずのディストリビューターが突然、偶然に、ふらりと現れるというパターンがあります。
たいていその場合、偶然現れたそのディストリビューターが、
「アムウェイなら頑張ればこんなにいい生活ができる!(高級時計やブランド物の持ち物を見せるように話す)」
「君ならできる、一緒に頑張ろう!(初対面にもかかわらず固い握手)」
といった調子で励ましの言葉をかけてきます。
当然ですが、こんなの偶然にしてはできすぎていますよね。
確実に連携を取って、「アムウェイで稼いでいる人はいっぱいいる」、「努力すれば成功して、いい生活ができるようになる」というイメージを相手に持たせようとしているのです。
ABC勧誘に欠かせない「ティーアップ」
ティーアップ(T-up)とは、ABC勧誘を行う際、Bが誘う相手Cに、紹介するアップAの魅力をしっかり伝えることをいいます。
まず勧誘を行う前に、紹介するAという人物がいかにすごい人であるか、Cにしっかり伝えておきます。
「Aはすごい人なんだ」ということを事前に刷り込んでおけば、Cが真面目にAの話を聞いてくれる可能性が高まるからですね。
アムウェイ会員が、よく「自分の尊敬する人に会わせたい」という話をするのはこのためです。
- 「すごい人を知っているから会った方がいいよ」
- 「こんなすごい人を知っている、会ってみれば見識が広がるよ」
などという話を始めたら、ABC勧誘のティーアップの段階だと考えてほぼ間違いありません。
また、ABC勧誘の場面でもティーアップは重要です。
3人で話している間、Bは、常にAを「すごい人」と持ち上げ、「Aの話していることは重要で価値のあるものだ」とCに思ってもらえるように御膳立てをする必要がありますからね。
Aをおだてるだけではなく、AがCに説明をしているところで両方の話にうなずいたり、その場の雰囲気を盛り上げるのも大事な役目です。
ABC勧誘は、アムウェイ会員にとっては理にかなっていて、効率のいいやり方ですが、勧誘される側にしてみればかなりたちの悪いやり方です。
「すごい人」だという、よくわからない第三者から説明をされると、どうしても反論がしずらいですから。
まだ、本人から直接、その商品やビジネスの良さを説明してくれる方が、気持ちがいいものです。
アムウェイ勧誘の代表的な手口③ 恋愛商法で勧誘
恋愛商法は、デート商法や恋人商法とも呼ばれます。
その名の通り、異性を相手に恋愛感情を利用して売り込みをかけるやり方のことですが、アムウェイ会員の中にも、色恋を使って恋愛商法のようなやり方で勧誘をかける人がいるのです。
そもそも恋愛商法とは?
恋愛商法(デート商法、恋人商法)は、出会いを求めている異性をターゲットにした、非常に悪質な商法です。
手口の概要は以下の通り。
恋愛商法(デート商法、恋人商法)
出会い系サイト、お見合いパーティー、合コン(コンパ)、電話、街角のアンケート、電子メールなどでの出会いをきっかけとして、異性の販売員が身分を秘匿して接近してくる。販売員は、相手と何回か会って話やデートをして相手に感情移入させた後、商品をねだって、業者の販売店に誘いこんで購入させる。中には店内の販売員数人で取り囲んだり、脅した末に、強引に購入させる手口もある。
(デート商法 - Wikipedia より)
女性から男性というイメージが強いですが、逆に男性から女性に行われることも多いです。
基本的に、「好意を利用して近づき、相手に高額な商品を購入させたら自然に消える」、という商法のことをいいます。
売りつける商品は、ジュエリーや毛皮、美術品などの高額なものがメインです。
「自分がデザインしたジュエリーなんだ!」
「2人だけの秘密だよ」
など、言葉巧みに相手の気持ちを利用して、購入させた後はクーリングオフ期間が過ぎるまで粘るのです。
アムウェイ恋愛商法の流れ
アムウェイなどのネットワークビジネスの場合、もちろん商品の購入ではなく、親しくなったところで会員になるよう入会を迫ります。
具体的には、ディストリビューターはパーティーやオフ会、街コン、婚活などの「出会い」を求める人が集まる場所に赴き、異性をターゲットにデートの約束を取りつけます。
何回か会って、仲が深まってきたところで「アムウェイでビジネスをしないか」と持ちかけるのです。
ディストリビューターとしては、
「家族や友人、知人をリストアップしたけど限界、なんとかして新しい人脈を開拓したい・・・」
↓
「そうだ!合コンや婚活に参加して、自分に興味を持ってくれた異性なら話を聞いてくれるんじゃないか!?」
という考えなのです。
アムウェイ含めネットワークビジネスは、口コミでの勧誘が基本なので、アップから「パーティーでも婚活でも何でもいいから、とにかく人と会う場所に行って話せ!」ということを叩き込まれている会員が多いですからね。
しかし、だからといって
こんな恋愛商法まがいの誘い方をしていいわけがありません。
そもそも、身分や目的を隠して近づき勧誘に繋げる、というのは「ブラインド勧誘」といって、法律に抵触する行為です。
恋愛商法は、お互いにとって損な勧誘方法
恋愛商法まがいの誘い方は、ディストリビューターにとっても、勧誘される側にとってもデメリットが大きいです。
実際、色恋を使った勧誘に関しての悩みや苦情は後を断たず、トラブルが多く発生しています。
婚活パーティーなどの注意事項に、「ネットワークビジネス勧誘目的の方はお断り」と書かれているところも増えているほどです。
少し考えればわかることなのですが、
アムウェイ会員は、勧誘が目的で相手をデートに誘いますが、当然それを知らない相手は「自分に好意を持ってくれた」と感じます。
そもそもお互いの目的がすれ違っているのに、恋愛に発展するはずも、ビジネスの勧誘成功につながるはずもありません。
だから、ディストリビューターにとってもうまい勧誘方法ではないはずなのです。
アムウェイは、質のいい人脈(リピート)が大事なネットワークビジネスですからね。
高額商品を一度買わせて終わり、ではありません。
恋愛商法のような手口で相手を誘っても、リピートしてもらうためにその関係を維持しなければなりません。
せっかく会員に誘っても、すぐ退会されたら意味がありませんからね。
つまり、相手に「楽しい」と思えることをずっと提供しなければならないんです。
恋愛商法の場合は、相手が期待していること(恋愛関係、カップルのようなシチュエーションなど)を提供することをやめたら、そこで退会されて終わりです。
また、勧誘のターゲットにされた相手は、「この人となら仲良くなれそう」という信頼を裏切られることになるので、勧誘だとわかったときのショックや怒りが大きいはずです。
にもかかわらず、人脈の開拓に必死な会員が多いため、恋愛商法を使った勧誘は後を絶ちません。
- 初対面であまり話さないようなことをわざと話す(身内や仕事のことまで話す)
- 職業は「コンサルティング」や「経営者」などと話す
- その他、アムウェイ会員の特徴に当てはまる
恋愛商法で近づいてくる相手を見分けるために、合コンや婚活など出会いの場では、このような人は警戒しましょう。
その他、アムウェイ勧誘お決まりのパターン3つ
アムウェイ会員がターゲットに接触するとき、勧誘に入ろうとするときに行う「アムウェイ勧誘お決まりのパターン」について解説します。
- 尊敬している人の話をしたがる
- 自分たちの集まりに誘導する
- 「4回目ルール」で接触してくる
だいたいこの3つのやり方を使って接触してきたり、代表的な3つの手口(セミナー勧誘、ABC勧誘、恋愛商法)に繋げたりしてくるので、注意しましょう。
アムウェイお決まりの勧誘パターン① 尊敬している人の話をしたがる
代表的な手口、「ABC勧誘」に繋げるためのやり方ですね。
アムウェイ会員は、「すごい師匠がいるんだ!」、「すごい成功者の人を知ってるんだ!」などといって、尊敬している人の話をしたがります。
尊敬している人の話をするだけなら別に聞き流せばいいのですが、その「尊敬しているすごい人」に会わせようとしてきたら確実に勧誘に入るつもりなので、できればその段階で断ってください。
ABC勧誘の場に引き出されてしまうと、ファミレスやカフェなどで長時間拘束されかねません。
どうやらすごいらしい第三者から長々とアムウェイの話をされて、時間を無駄にしてしまいます。
場合によってはそこに別の会員が現れて、アムウェイ会員2、3人に囲まれ断りづらい状況に置かれてしまうこともあるので、できるだけ「すごい人に合わせたい」と言われた段階で断りましょう。
アムウェイお決まりの勧誘パターン② 自分たちの集まりに誘導する
ディストリビューターは、パーティーやスポーツなど、だいたい週1程度の頻度で、アムウェイ会員が集まる場所を作っていることが多いです。
そこに新しいメンバーを連れてきて、頃合いをみて勧誘するためです。
例えば、ある会員グループが、自分たちだけで集まるフットサルのチームを作ります。
そして、毎回メンバーの誰かがそこに新しい人を誘ってきます。
最初のうちはアムウェイの話などせず、一緒にフットサルを楽しみます。
警戒心が溶けてきたと思ったところで、フットサル終了後にご飯に連れて行き、アムウェイについて説明をするのです。
また、知り合いになった人を、まずはホームパーティーなどに誘い、そこで「今度フットサルするけど一緒にやろうよ!」と本命の集まりに誘導する、という誘い方をすることもあります。
アムウェイお決まりの勧誘パターン③ 「4回目ルール」で接触してくる
「アムウェイの話を出すのは4回目」というルールのことです。
初対面でいきなりアムウェイの話をしても、勧誘が成功しないことは会員もわかっていますから、こういったルールを決めているグループが多いのです。
具体的には、このような流れが多いです。
- お茶をするだけ。もちろんアムウェイの話には全く触れず、他愛のない話をして終了。
- 相手の仕事や私生活に関して聞き出す。悩みを探って、相談に乗る。
- 自分の近況や将来の夢を話す。「(時間やお金に悩まない)良い人生をおくれたらいいよね!」という、理想や夢の話で盛り上がる
- 実は私は、「前回話した夢や理想」を叶える手段を知っている。良かったら詳しく話を聞かないか?と誘う。
(「ホームパーティーなどの集まりへ誘導」、もしくは「すごい成功者に会わせるといって、アップとの食事かアムウェイのセミナーへ誘導」に進む)
これはいわゆる、ラポール(親近感、信頼のこと)を作る戦略ですね。
心理学的な手法で、単純に接触を増やすことでラポールを抱かせ、提案を受け入れやすい状態を作るのです。
2回目の、「相手の悩みを探り出して相談に乗る」というのが意外と重要なステップで、これによって相手は、無意識下で「相談に乗ってもらったのだから、お返しをしないと申し訳ない」という気持ちになっているため、勧誘を断りづらいのです。
(これも、返報性という心理学を応用したテクニックですね)
アムウェイの勧誘、効果抜群な断り方3つ
どんなに関わらないように気を付けていても、しつこい会員が寄ってきてしまうことはあるものです。
いざアムウェイの勧誘にあってしまった時に使える、効果的な断り方を3つ紹介します。
- 「アムウェイは絶対にやらない」という意思をみせる
- アムウェイが稼げない理由を論破する
- しつこい場合は法律違反を指摘する
しっかり対応しなければ、しつこく食い下がってきて迷惑なアムウェイ会員は多いのです。
あなたに対して「二度と勧誘しまい」と思わせるためには、この3つの撃退法が効果抜群です。
アムウェイ勧誘の断り方① 「アムウェイは絶対にやらない」という意思をみせる
「絶対にやらない」と、はっきりと断る姿勢を見せること。これは、「あまり親しくない相手」から勧誘された場合だけではなく、「親しい人」から勧誘された場合にも有効な方法なのです。
- 「興味がない」
- 「何を言われても始める気はない」
- 「自分には必要ない」
- 「ほかにやりたいことがある」
など、「やらない、やりたくない」という意思をはっきり伝えるのです。
これが、なんだかんだいって一番の断り方になります。
消費者庁もマルチ商法に被害にあわないための方法として以下のように注意喚起しています。
1.身近な人からの勧誘でも毅然と断る
2.安易に甘い言葉を信じて契約しない
3.事業者への投資の勧誘を安易に信じない
4.身近な人の様子に不審な点があれば相談にのる
5.困ったら消費者センターに相談を
消費者庁もいっているように、
「アムウェイはちょっと・・・」
「マルチなんでしょ?」
みたいな、曖昧な返事は絶対にやめましょう。
「誤解をとかなきゃ!」という考えに走って、しつこく、熱心に話を聞かせようとしてきます。
特に、知り合って間もなかったり、良く知らない相手からの勧誘であれば、遠慮なく断りましょう。
そもそも、そんなに親しくないのに勧誘をかけてくるなんて、完全に勧誘目的で近づいてきた相手ですからね。それこそきっぱりと断るべきです。
相手は、断られることには慣れているはずですから、
(面識の薄い相手にも勧誘をかけるということは、もともと持っていた人脈にはすべて当たった後。断られた経験の方が多いはず)
遠慮なく意思を伝えて良いのです。
その方がお互いのためだということは、相手もわかっているはずです。
はっきり返事をして、「脈なし」だということをわかってもらいましょう。
曖昧な返事をしたせいで、その後もしつこく誘ってきてとんでもない迷惑を被った(会社まで押し掛けてきたという話まであります)、というケースは多いのです。
断りづらくても、お互いの今後のためにしっかりと意思を伝えましょう。
「きっぱり断る」ことこそ、今までの親しい関係を崩さない断り方
親しい相手にこそ、きっぱりと断るほうがいいのです。
とはいえ、「これができないから困っているんだ!」という人も多いでしょう。
確かに普通は、関係が崩れそうで怖いから、バッサリ断るなんてしたくないはずです。
しかし、親しい相手に対しては、むしろ断り方について悩むべきではありません。
優柔不断に悩んで、変に気を遣ってしまうから溝ができてしまうのです。
- 「あなたが言うのだから本当にいいものなんだろうけど、私はその気がないからごめんなさい」
- 「申し訳ないけど断る。だけど、これで関係を崩したくはないよ」
まともな人であれば、親しい人にこう言われれば素直に引きさがります。
仲のいい人からアムウェイの勧誘をされはっきり断ったが、そのおかげで今でも関係は変わっていないという話や、
逆にアムウェイの会員からしても、はっきり断ってもらった方が後腐れなく、今までどおりの関係でいられるので気が楽、という話がありますからね。
変な溝を作らないためにも、はっきりと断りましょう。
ただ、この撃退法について一つ注意なのですが、
「相手(会員)の話を最後まで聞いてから自分の意思を伝える」ということを必ず意識してください。
話の最初の段階や、説明の途中で断ったりなんかしたら、そのあとも食い下がられる可能性が高いからです。
「本当にいいものを勧めているのに、最後まで聞いていない。全部聞いたら理解してくれるはず」
「最後まで聞いてないのに先入観で断ろうとしている、ちゃんと説明しなきゃ」
と、勧誘する側は感じます。
言いたいことを全部言わせたうえで、「話はわかったよ。だけど、自分には必要ない」と断りましょう。
アムウェイ会員の営業術に取りこまれないためにも、はっきりとした返答が大事
アムウェイ会員は、「こういわれたらこう返す」というような、勧誘の際の営業トークを教え込まれているので、注意が必要です。
会員のペースにはまってしまう前に、「絶対にやらない」という意思を見せましょう。
アムウェイでは、勉強会や講習会も頻繁に開催されていて、会員はそこで様々な知識や営業術を学んでいるのです。
勉強会では、
勧誘のやり方や進め方だけでなく、NGワード、応酬話法、ファミレスなどでの席位置、相手のリサーチの仕方、誘うときの効果的な台詞などなど、営業トークにとどまらず様々な知識を教えています。
アムウェイ側には、長年積み上げてきた分析データから作られた勧誘マニュアルがありますからね。
くれぐれも油断は禁物です。
なめてかかるとうまく丸めこまれてしまうので、アムウェイ会員と話をするときは気を付けなければなりません。
具体的な対策としては、やらない理由などをへたに話さないこと。
- 「お金がないから無理」
- 「人脈なんてないし・・・」
- 「時間がないから」
このように理由を話してしまうと、逆にうまく丸めこまれてしまう可能性が高いです。
- お金ない→「立て替えてあげる!」、「ローンも組める」、「すぐに取り返せる」
- 人脈ない→「人脈は開拓していけばいい」、「会員になれば人脈はできる」、「みんな伝手がなくても頑張ってるから大丈夫」
- 時間ない→「アムウェイのビジネスは自由にやっていいものだから、大丈夫!」、「空いた時間に、好きな時に商品を紹介すればそれでいい」
だいたいこのような感じで反論してくるはずです。
アムウェイ会員は、予想される断りの文句に対しては、しっかりと対策を用意していますからね。
できれば、「話だけでも聞いてほしい」などの誘いに対しても、「その日は都合が悪くて・・・」ではなく「興味がないから無理」ときっぱり断るのが理想です。
- 興味がない
- やりたくない
- 必要ない
- 嫌だ、無理
など、自分の意思や考えをはっきり伝える言葉を使うのが効果的です。
(このまま伝えられるのがベストですが、言葉に棘がありすぎるので、できるだけオブラートに包むといいでしょう)
勧誘しようとしても、「嫌だ」と言われては話を発展させることができませんからね。
それ以上勧誘しても、お互い時間の無駄になるだけです。
はっきり嫌だと言っている相手に対してもしつこく食い下がってくるのは、よほど頭が悪い会員か、全くビジネスの勉強をしていない会員だけです。
もし、そのような頭の悪い会員に出くわしてしまったら、3番目に紹介する「アムウェイ勧誘の断り方③ しつこい場合は法律違反を指摘する」を参考に撃退しましょう。
アムウェイ勧誘の断り方② アムウェイが稼げない理由を論破する
「アムウェイは稼げない」という事実を徹底的に示し、論破するという断り方です。ぐうの音も出ないほど相手の主張を潰すという撃退法です。
本来ならあまりオススメできる方法ではないのですが、どうしても勧誘してきた相手を潰したい、目を覚まさせたい、などの場合に有効な方法です。
理論で武装して、相手と対決しましょう。
「論破」を行う際は、完全な理論武装が必要
アムウェイの仕組みについて、知識を完全武装し、何を言われても論破できる自信がある場合のみ、「論破して断る」という撃退法を使ってください。
相手も勧誘のプロです。
(たとえ相手が新人でも、その場合は一人で勧誘してくることは稀で、ほぼ確実にアップの応援が入る)
中途半端な知識で立ち向かっても、逆に痛手を負ってしまいます。
当サイトの記事を読めば、論破に足るだけの知識武装ができますので、
もし、どうしても論破で相手を黙らせたい場合は、『アムウェイの評判や仕組みを徹底解説!』の記事を読んで、アムウェイの仕組みや、稼げない理由を徹底的に理解してのぞみましょう。
これを読むだけでも、「アムウェイは稼げない」という部分についてはしっかり説明できるようになります。
論破の際に特に気を付けてほしいのは、
「アムウェイが行っているマルチ商法(=ネットワークビジネス)そのものは違法ではない」という点です。
アムウェイの会員、ディストリビューターが行っているのは、ネットワークビジネスというちゃんとした仕組みを持ったビジネスです。
「マルチ商法」というと悪いもののように思われるかもしれませんが、決してそれ自体が悪いものであるわけではないのです。
一部の会員の勧誘方法に問題があるのは事実ですが。
ともあれ、アムウェイのディストリビューター相手に、マルチやネットワークビジネスそのものを攻撃するのはお門違いなのです。
ただ、
「アムウェイのビジネスは稼げない(稼げるようになる確率が限りなく低い)」というのは事実です。
論破の際はそこを突いて、「だから自分はやらない」という結論にもっていきましょう。
また、アムウェイの勧誘は、だいたい会員数人対1人で行われることがほとんどです。
勧誘者のアップなどの応援が入った場合、勧誘に慣れている第三者と対決しなければなりません。
なので、勧誘の場は相手のプレッシャーがすごいということも覚えておいてください。
(数人に囲まれると、OKしなければ帰してもらえないような雰囲気すら感じることがあります)
「批判するなら一度やってみてからでも遅くはないでしょう。外部からはいくらでも好きなことが言えます」
「それほど批判的な立場なら、一度経験して、どこが問題なのかを経験者の立場から説明してみてはどうですか?そのうえで問題があるのならこちらも納得しますよ」
場合によってはこのようなことを、数人に囲まれて言われます。
論破しようとしてくる相手を、逆に会員に引きずり込もうとしてくるのです。
知識や理論が完璧でも、雰囲気やプレッシャーに負けずに、持論を展開できる気概がなければ相手を論破することは難しいのです。
論破の際に効果的な言葉
基本的な流れは「アムウェイは稼げない」という点を徹底的に証明することになりますが、他にもアムウェイの会員が反論しづらい、言われたら反応に困るという言葉を知っておきましょう。
論破の際に効果的な言葉① 「ネットで半額で買える」
「アムウェイの商品はネットで半額で買えるからいいよ」といわれると、誘った会員は反応に困ります。
実際に、アムウェイの製品はネットで半額以下で買えます。
これは、ランクアップ、またはランク維持のためにアムウェイ製品を買い込みしたディストリビューターが、買った製品を格安で売りさばいているためです。
商品を紹介されたり、商品の魅力について語られたら、この点を指摘するのが効果的です。
「アムウェイのはほんとに良い商品だから、一度使ってみて!」
などの誘い文句が出たら、「ネットで半額で買うからいいよ」と断りましょう。
論破の際に効果的な言葉② 「否定も肯定もしない」
相手が話している間は、自分の意見は何も言わずに、否定も肯定もしないというのが効果的です。
肯定すれば付け込まれますし、否定をすればするほど、相手は説得しようと躍起になってきますからね。
へたに話をして、自分の考えを相手に教えるのは、ヒントを与えているようなものです。
ディストリビューターは勧誘の際、相手の出方次第で次の戦略を考えますので、どっちつかずの返事をされるのが一番困るのです。
相手が話している間は、「へぇー」、「そうなんだぁ」、「はぁ」などの言葉でかわして、同意や否定は避けましょう。
論破に繋げる場合は、相手が話し終わってから、「じゃあ自分の意見を言わせてもらうけど・・・」と反論に入るのが効果的です。
自分が話している間は、口をはさむ隙を与えないことが重要ですからね。
相手に、先に言いたいことをすべて言わせてから自分の論拠を述べましょう。
アムウェイ会員に対する「論破」は、基本的に危険な行為
論破というのはそもそも、「まともに話が通じる相手」にしか効果がありません。
相手によっては、論破しようとすることで、自分が不利な立場になるだけの場合もあります。
こちらがいくら正しい論理で攻撃したとしても、まったく予想外の反応が飛んでくることがあります。
例えば、「これはおかしいですよね?」という指摘に対して、「あなたには夢がないんですか?」、「そんな生き方ではだめだ!」など見当外れの精神論で反撃してきたりするのです。
実際、アムウェイにどっぷりはまっている人は、こちらが論破したとしても論破されたことに気づかないケースが多いです。
盲目的に宗教にはまっている人に、なにを言っても通じないのと似ていますね。
「でも、○○が・・・だから」とまったく別の話で説得しようとしてきたり、「理解できない人には何を言っても無駄!」とバカにしてきたり、とにかく理論が通じないのです。
そうなってしまうと、相手がやるのは話のすり替えの連続になりますから、いくら話をしても議論は平行線のままです。
最終的に、あなたが話が通じないことに疲れて諦めると、それに対して相手は「議論に勝った」などと結論付けてきます。
これでは結局逆効果なうえに、余計腹が立つだけですよね。
このように、勧誘者が話の通じない相手だった場合、時間と労力が無駄になるだけです。
納得のいかない勧誘に遇うと、つい相手のやっていることを論破して、「間違っている」と指摘したくなるものです。
しかし、それが相手に「自分の物の考え方」という情報を与えてしまうということも覚えておいてください。
アムウェイのディストリビューターたちは、これまでに多くの人から批判を受けています。
様々なタイプの批判に対してどう対応するか、マニュアルも作られているはずですし、練習済みなのです。
論破しようとして、逆に相手に有利な状況になってしまうこともありますので、感情的にならないように、慎重に話を進める必要があります。
どうしても相手のアムウェイ会員と対決したいのなら、論理を使って論破という手段にならざるを得ませんが、特別な事情がない限りは、論破を使うことは避けた方が良いでしょう。
くれぐれも、
ただアムウェイを断りたいだけであれば、論破はおすすめしません。
相手に勝つ必要がないからです。
「自分にはアムウェイは必要がない」という主観を伝えればそれで十分なのです。
主観というのは相手の言葉で崩せるものではありませんからね。
アムウェイが良いものであろうが悪いものであろうが関係なく、「自分にとって必要がないからいらない」、その姿勢を貫けばいいのです。
アムウェイ勧誘の断り方③ 法律違反を指摘する
あまりにしつこい場合は、法律違反を指摘するという断り方を使いましょう。
はっきりいって、法律を完璧に順守したやり方で勧誘をかけてくるディストリビューターはほとんどいません。
だいたい、アムウェイ会員の勧誘は、この2つの法律に抵触していることが多いです。
- 特定商取引法
- 薬事法
どうしても成果を上げなければならないので、無理にでもしつこく入会させようとするディストリビューターは多いです。
恐喝的であったり、都合のいい嘘を並べて入会させようとします。
このような無理やりな勧誘からあなたを守るためにあるのが、「特定商取引法」です。
またアムウェイ会員は、サプリメントなどの商品説明の際に、「薬事法」に触れるような言い方をすることもあります。
当然のことですが、
法に則った勧誘ができないなら、ビジネスを続ける資格はありません。
法律を破ってまで強引な勧誘をしてくる相手には、遠慮なく「法律違反だよ。通報されても文句は言えないよね」と指摘してやりましょう。
特定商取引法に違反すると、「3年以下の懲役、または300万円以下の罰金」が科せられる場合がありますので、法律に抵触する勧誘は立派な犯罪なのです。
「特定商取引法」の違反を指摘できるケース
以下の項目を守っていなかった場合、特定商取引法の違反になります。
- アムウェイの会員であることを事前に知らせなければならない
- 勧誘や商品の売り込みを行う際、事前に「アムウェイの勧誘である」ということを伝え、相手から了承を得なければならない
- 一度はっきり断った相手に、再度勧誘をしてはならない
- 勧誘や売り込みを行うのは、人目のある公共の場でなければならない
- 勧誘の際は、明らかな誇張表現は使ってはいけない
- 勧誘の相手に、不安や恐怖を感じさせてはいけない
- 入会の手続きを本人以外の者が行ってはいけない
- 栄養補助食品の説明をする際は、医薬品だと勘違いさせるような説明をしてはいけない
アムウェイの勧誘の特徴を照らしてみると、彼らは法に触れるようなやり方を普通に行っているということが分かります。
具体的には、このような場合が当てはまります。
- 「食事しましょう」と誘われて行ったら、アムウェイの勧誘が始まった
- はっきり断ったのに、「話だけでもきいて!」と強引に勧誘しようとしてきた
- 相手の家など、逃げ場のない場所(他に人目のない場所)で勧誘をされた
- 「絶対稼げる」、「簡単に成功できるよ!」など勘違いさせるような言い方をされた
- 商品の説明の時、「このサプリメントを飲めば、病気が治るよ!」などと、根拠もないのに断定的な表現、過大な評価をしていた
- クーリングオフの説明をせずに勧誘された
- 複数人に囲まれ、断りづらい雰囲気の中、威圧的な勧誘をされた
- 今の仕事や、今後の経済的な状況などについて、こちらが過剰に不安になるような話し方をされた
- 「面倒なら、入会の手続きは私が済ませてあげるね」と言われた
サプリメントなどの説明に語弊があった場合には、「薬事法」にも違反していることになります。
アムウェイの勧誘を受けた場合、何かしらの法律違反を指摘できるはずです。
特定商取引法を完璧に守って活動しているディストリビューターは、まずいないと考えていいくらいです。
なぜなら、特定商取引法を順守した勧誘というのはこのようになるからです。
「自分は、マルチ商法を行っているアムウェイという会社の会員です。
あなたにもマルチの勧誘をしたいので、ファミレスでの食事につきあっていただきたいです。もちろん、あなたを不安にさせないために、自分一人で説明を行います」
このようなやり方では、勧誘を成功させることはほぼ不可能でしょう。
そもそも、「自分はマルチ商法を行っているアムウェイの会員です」という宣言の時点で、高確率で相手は離れて行きますからね。
アムウェイだ、ネットワークビジネスだということを隠して近づかなければ、まず話すら聞いてもらえません。
アムウェイ会員としては、とにかく話を聞いてもらわなければ始まらないので、アムウェイであることを隠して誘うしかないのです。
身分や目的を隠して行う勧誘は「ブラインド勧誘」とも呼ばれ、立派な法律違反です。
それに対してブラインド勧誘であることを指摘すると、
「最初は勧誘するつもりはなかったが、あなたが感じのいい人だったので、つい話したくなったのだ」などと都合のいい理由を述べてきたりします。
しかし、それなら「今度アムウェイの話をしたいから、違う場所で会って話したい」とその場で勧誘の了承を得て、日を改めて話をする約束をすればいいだけの話なので、遠慮なく法律違反を指摘してかまいません。
法律違反の勧誘に対しての通報先
法律違反のディストリビューターに対して、こちらができる具体的な対処法を知っておきましょう。
- 特定商取引法の「申し出制度」を使う
- 警察に通報する
- 国民生活センターに通報する
- アムウェイ本部に通報する
この4つの方法が使えます。
特定商取引法の「申し出制度」とは、申し出を受けた行政機関が調査を行い、必要に応じて、事業者に対して立ち入り検査や行政処分を行う制度です。
特定商取引法の申し出制度
特定商取引法に規定される7つの取引類型(訪問販売・通信販売・電話勧誘販売・連鎖販売取引・特定継続的役務提供・業務提供誘引販売取引・訪問購入)において、取引の公正や消費者の利益が害されるおそれがある場合に、消費者庁長官若しくは経済産業局長又は都道府県知事にその内容を申し出て、事業者等に対して適切な措置を採るよう求めることが出来る制度です。
ただ、申し出制度はあくまで「個人の救済を目的としていない」ので、個別のトラブルの仲介などを頼みたい場合は、警察か国民生活センターに通報しましょう。
アムウェイ社に通報は逆効果の場合もある
アムウェイ社に通報をしても、あまり効果がないばかりか、むしろ報復や逆恨みで嫌な思いをする、という話は多いです。
アムウェイ本部に通報すると、本部から本人に対して注意はされますが、厳しい処分になることは非常に稀です。
電話などでの注意だけで終わることがほとんどなため、結局本人たちの活動に変化はありません。
それどころか、自分が通報したことが相手に察されてしまい、通報された本人や、本人が所属するグループの人間に逆恨みをされて不快な思いをした、という話まであります。
法律に違反している証拠を提出してアムウェイ本部に訴えても、効果は薄いと考えた方がいいでしょう。
本部にしてみれば、クレームも一種の情報提供のようなものですからね。
「こういう苦情があった、こうならないためにどうすればいいか考えよう」というように、対策用のデータを増やしているはずです。
他の所(申し出制度、警察、国民生活センター)に通報した方が確実ですし、よほど効果があります。
アムウェイ勧誘の断り方 まとめ
アムウェイ勧誘に効果のある断り方は、この3つです。
- 「アムウェイは絶対にやらない」という意思を見せる
(へたに理由を言わず、「自分には必要ない」という主観で断る) - 知識を身につけて論破する
(どうしても対決したい場合のみ、正しい知識を完璧に身につけたうえで冷静に論拠を述べる) - 法律違反を指摘して撃退する
(特定商取引法に違反する行為を指摘し、しつこい場合は通報する)
基本的に、否定や肯定はせず、「良いものだろうが悪いものだろうが、自分にはアムウェイは必要ない」という姿勢を貫くのがベストです。
勧誘される前に、アムウェイのディストリビューターと関わる機会を持たないのが一番なのですが、気を付けていてもアムウェイ会員のほうから近づいてくることはあるものです。
早めにアムウェイ会員の勧誘なのかどうかを見分けて、もし勧誘されてしまった場合は、今回紹介した断り方を使ってください。
へたな断り方をすると、変に粘着されてとんでもない迷惑を被ることになりかねません。
(何度も連絡してきたり、家や職場にまで押し掛けてきたり、とんでもないことをしでかす会員は多いのです)
親しかった相手と仲がこじれたり、面倒なトラブルに巻き込まれたりする前に、正しい断り方で毅然と対処しましょう。
誰に何と言われようが、
あなたがやりたくないのなら、アムウェイの会員になる必要は全くないのです。
特定商取引法を順守して勧誘してくるディストリビューターは、まず存在しません。
「アムウェイであることを名乗らずに勧誘の場に誘う」、この時点で法に抵触していますから、いざとなったら法律違反であることを指摘して逃げましょう。
また、アムウェイの話を聞いて、
「そんなに悪い話でもなさそうだから、とりあえず会員になるくらいはいいかな」などの、軽い考えで妥協することも、やめたほうが身のためです。
勧誘者はメリットしか口にしませんが、実際にはアムウェイのネットワークビジネスはデメリットが大きいです。
もし、金融危機や将来の不安をあおってきたとしても、動じる必要はありません。
なぜなら、『ネットワークビジネスで成功するのは難しいと感じたら読む記事』に書いてある通り、アムウェイビジネスよりもよほど稼ぎやすいビジネスが他にあるからです。
仕事がどうの、経済がどうのとあおってくるようなら、
「”稼ぐのが非常に難しい”という、ビジネスとして致命的な弱点を持ったアムウェイに参加するよりも、もっといいやり方を知っているからアムウェイはやらない」
と断ってやりましょう。
本業+αの収入が欲しくなったら読む記事
ネットワークビジネスは権利収入にならず、他の副業の7倍難しいって知ってましたか?
この記事では証拠データ付きでネットワークビジネスの真実をお話しています。
「知ってるか」「知らないか」
たったこれだけの差で僕は借金してしまいました。
ネットワークビジネスをやっていて、地獄の日々を過ごしているあなたへ。
ネットワークビジネスに勧誘されて、やるか迷っているあなたへ。
この記事を読んで「知っている」状態になって欲しいと切に願っています。