この記事を書いた人
この記事では、ニュースキンという会社について、セミナー内容や商品の口コミ、ビジネスプランの仕組み、ニュースキンビジネスの将来性など、「ニュースキン」という会社について、まるごと解説しています。
ニュースキンのことで知りたいことはだいたいこの1記事にまとめましたので、目次の興味のある部分から読み進めてください!
そもそも「ニュースキン(Nu Skin)」という会社の名前を、あなたは聞いたことがありますか?
- 「ニュースキンの化粧品はすばらしい」
- 「ニュースキンビジネスでお金持ちになれた」
などの「イイ話」がある一方で、悪いうわさも良く聞きますね。
- 「ニュースキンの製品は高すぎる」
- 「ニュースキンビジネスを始めたが、借金ばかりが膨らんでしまった」
- 「ニュースキンに洗脳されて、ふと気が付いたら家族も友達も恋人も、みんな離れていた」
- 「ニュースキンの勧誘がしつこく、断っても粘着してくるので困った」
良い話と悪い話、どちらが真実なのでしょう。
ニュースキンに対しては、多くの人が良いイメージを持っていません。
そのため、「よく知らないけど、ニュースキンは悪いものだ」と思っている人が多いのです。
しかし実際は、ニュースキンという会社そのものには「悪」の要素は特にありません。
別に悪徳な企業であるわけではないのです。
ただ、無理な勧誘をする会員が少なからず存在していて、トラブルが多いのも本当です。
そんなネットワークビジネス大手企業のニュースキンですが、今回はその口コミと実態、セミナーの内容などを徹底的に解説します。
- ニュースキンとはどんな会社なのか。
- ニュースキンビジネスに、本当に勝算はあるのか。
- ニュースキンセミナーの、洗脳の手法はどんなものなのか。
- ニュースキン勧誘を上手く断るにはどうすればいいのか。
などなど、トラブルに巻き込まれないための知識が詰まっているので、ぜひ、好きなところから読んでみてください。
ニュースキンの会社概要
まずは、ニュースキンとはそもそもどんな会社なのか、概要について説明します。
ニュースキンは1984年、アメリカのユタ州で、ブレイク・M・ローニーによって創業されました。
経営理念は「あなたにとって良いものだけ」。
今では、世界50カ国以上の国や地域でビジネスを展開するグローバル企業に成長している大企業です。
事業内容は、パーソナルケア商品や栄養補助食品、生活関連製品の製造販売、インターネット関連事業です。
化粧品やサプリメントが特に有名で、人気もありますね。
本社はアメリカで、「ニュースキンエンタープライズ(NSE)」というのが正式な社名です。
日本への進出は1993年で、ニュースキンジャパン株式会社として事業を運営しています。
ニュースキンエンタープライズ(NSE) 概要
社名:ニュー スキン エンタープライズ社 (Nu Skin Enterprises, Inc.)
本社所在地:アメリカ合衆国ユタ州プロボ
会長:スティーブン J. ランド
社長 兼 最高経営責任者:M. トルーマン ハント
創業:1984年6月
売上高:22億4,700万ドル(2015年度実績)
ニュースキンジャパン株式会社 概要
社名:ニュー スキン ジャパン 株式会社
本社所在地:東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー23階
開業年月日:1993 年4 月23 日
代表取締役社長:小林 和則
資本金:17億6,000万円
事業内容:パーソナルケア製品、栄養補助食品および生活関連製品の製造・輸入・卸売販売と、インターネット関連サービスの提供
所属団体:公益社団法人、日本訪問販売協会、日本化粧品工業連合会、訪販化粧品工業協会、日本輸入化粧品協会、公益社団法人、日本広告審査機構、在日米国商工会議所 ほか
(ニュースキン公式サイト より)
ちなみに会社の名前の由来は「ヌー、ヌード(素の)」+「スキン(肌)」で「ニュースキン」です。
その名の通り、化粧をするための化粧品というよりは、「素肌を綺麗な状態に戻す、保つ」ための美容製品を多く開発しています。
化粧品・サプリメント販売会社として、新しい商品を次々生み出す一方、ネットワークビジネスの大手企業として君臨するニュースキン。
「化粧品・サプリメント販売会社」、「ネットワークビジネスの大手企業」、
この2つの側面から、ニュースキンの実態について詳しく解説します。
化粧品・サプリメント販売会社としてのニュースキン
ニュースキンは、化粧品やサプリメントに定評のある会社です。
美容や健康に関わる商品に力を入れていて、パーソナルケア商品(化粧水、ボディーソープ、シャンプーなど)が一番多くラインナップされています。
次に多いのがサプリメントですね。
ニュースキンの創始者であるブレイク・M・ローニーは、肌に悩む姉の姿を見て化粧品のことを調べるうちに、当時ほとんどの化粧品が肌に悪い成分でできていることを知りました。
そして、「本当にいい成分だけで化粧品を作ろう」と研究を始めた結果、「化粧品・サプリメント販売会社としてのニュースキン」が誕生したのです。
ニュースキンは現在、世界一の皮膚科をもつスタンフォード大学で成分の研究を行っており、「弱酸性」、「ノンオイル」、「天然保湿成分」などのさきがけともいわれています。
「常に新しいもの、時代のさきがけ」を意識しているニュースキンは、
老化遺伝子の発現をストップさせ、若さを保つことを目的とした「genLOC(ジェンロック)シリーズ」や、
ガルバニック電流を始めて家庭用に応用した「ガルバニック(ガルバ)ボディスパシリーズ」など、
目新しい商品を次々と開発しています。
ニュースキンの代表的な商品は、「ファーマネックス」や、「genLOC(ジェンロック)」というシリーズの商品です。
ファーマネックスというのは、もともと革新的な栄養補助食品の開発で知られている会社でした。
1998年、このファーマネックス社を獲得したことで、ニュースキンはサプリメント製品のカテゴリを増やしたのです。
ファーマネックスシリーズには、基本的な栄養を補うサプリメントから、スポーツやダイエットなど様々なシーンでサポートを行うサプリメントがそろっています。
また、genLOCは、アメリカ本国ではアンチエイジング製品として、「ageLOC(エイジロック=加齢をロックする)」という登録商標を持っています。
(日本では薬事法などの規制があるため、名前が変えられているのです)
ニュースキンは、2011年、遺伝子発現サイエンスを応用して老化研究に革命を起こしたバイオテクノロジー企業、「ライフジェンテクノロジー社」を獲得したことで、genLOCというブランドを誕生させました。
genLOCシリーズは、シャンプーや化粧水、栄養補助食品など、幅広いラインナップで商品を展開しています。
美容製品については、とにかく「良い成分だけを使う」ということにこだわっているので、
商品のカタログには、入っている栄養成分や原材料がすべて載っています。
カタログはネット上で公開されていて、公式サイトからダウンロードすることができます。
また、ニュースキンには、カタログだけでなく「アプリ」が存在します。
「ニュースキンショップアプリ」といって、ニュースキン商品の注文が手軽にできる便利なアプリです。
「プリファードカスタマー」(製品だけを購入することができる会員のこと。ビジネス活動は一切行えない)の会員登録も簡単にできる仕組みになっています。
プリファードカスタマーの入会は無料で、製品購入時の割引などの特典があるため、継続して商品を購入する場合はお得な制度です。
ニュースキン製品が気になったのであれば、こちらも一度覗いてみてください。
ニュースキンはオリンピックの公式スポンサーになっていた
実はニュースキンは、オリンピックの公式スポンサーになていたことがあります。
オリンピックには「公式認定スポンサー」というものがあって、各業種につき一つの企業がスポンサーになることができます。
スポンサーになれば、資金を提供する代わりに大きな宣伝効果、引いては会社や商品に対する信頼を得ることができますので、多くの企業が名乗りを上げます。
ニュースキンはサプリメントの質が認められ、サプリメント部門でソルトレークシティ五輪~シドニー五輪まで、USOCの公式スポンサーでした。
ちなみに過去、長野オリンピックでは、同じネットワークビジネス大手であるアムウェイが、公式のスポンサーになっていました。
スポンサーだからといって、オリンピック選手にニュースキンのサプリメントを使わなければならない義務があるわけではありませんが、
オリンピック選手に推奨されるサプリメントになるわけですから、ニュースキンのサプリメントの質の高さは疑いようがないですね。
ネットワークビジネス大手としてのニュースキン
ニュースキンは、「ダイレクトセリング企業」として世界的に有名な会社です。
(ダイレクトセリングは、顧客に直接販売する方式のこと。MLM、マルチ商法など様々な呼び方がある)
ダイレクトセリングは、店舗を持たず、一般的なCMや広告などを一切行わない販売方式です。
ニュースキンの会員(ディストリビューターとも呼ぶ。あくまで社員ではなく会員で、個人事業主の扱い)が、直接売り込みを行うことで利益を上げています。
そして、会社の会員になって売り込みや会員の勧誘などを行い、報酬を得るのが、「ネットワークビジネス」と呼ばれるビジネスなのです。
ニュースキンの本社は、アメリカの「ニュースキンエンタープライズ(NSE)」で、日本のニュースキンジャパン、及びすべてのマーケットの関連会社の資本を100%保有する持ち株会社です。
日本のネットワークビジネス業界では、
ニュースキンジャパンは「アムウェイ」、「三基商事」に次ぐ大手企業となっています。
会員が行うニュースキンビジネスは、「小売販売活動」と、「スポンサー活動」で成り立っています。
(ニュースキン公式サイト-ビジネスの仕組み より)
まず、小売販売活動とは、「商品の販売・会員への勧誘」というステップのことです。
見込み客に商品の魅力を伝え、購入してもらう。またニュースキンの商品や理念に共感してもらって、ビジネスの会員になってもらうという勧誘のステップですね。
ニュースキンの会員は、卸売価格で購入した製品を小売販売することで、その差益を得ることができます。
また、製品を気に入ってくれた購入者を勧誘して、ニュースキンビジネスの会員にすれば、自分が勧誘した会員の商品購入実績によって報酬を得ることができるのです。
製品販売の差益は大きな利益にはならないので、会員の主な収入源は「ビジネス勧誘によって会員を増やすことで得られる報酬」です。
この販売・勧誘が「小売販売活動」で、ニュースキンのネットワークビジネスの最初のステップですね。
2つめの「スポンサー活動」というのは、「自分がスポンサーになってグループを教育する」というステップのことです。
勧誘を続ければ、自分のダウングループができますよね。
(ダウンというのは、自分が勧誘した会員のこと)
最終的にはこのダウングループが育たなければ、大きな報酬を得ることはできません。
そこで必要なのが、自分がスポンサーとしてダウンを教育することなのです。
製品知識、販売・勧誘のノウハウ、ルールなどを教え、グループを育てる、
これがニュースキンビジネス2つ目の「スポンサー活動」というステップです。
営業・販売から勧誘、グループの教育やサポート、という流れは、ニュースキンに限らずネットワークビジネスの基本形ですね。
ニュースキンは信頼できる会社?ニュースキンの株価がすごい
ニュースキンエンタープライズ(NSE、アメリカの本社)は、1996年に世界有数のダイレクトセリング企業として、ニューヨーク証券取引所に上場していて、大きな注目を集めています。
株価の伸びもすごく、「信頼できる会社」という評価を得ているのです。
ニューヨーク証券取引所は、上場機関のなかでも世界一審査が厳しいとされています。
ニューヨーク証券取引所に上場しているのは、ネットワークビジネス業界ではニュースキンのみです。
(アムウェイも上場していたことがあったが、今は上場廃止になっている)
さらに、世界最大の信用調査会社として有名なD&B(ダン&ブラッドストリート)から、世界最高ランクの「5A-1」という評価ももらっています。
日本のトヨタ自動車が5A-3(上から3番目)、Googleが5A-2(上から2番目)ですから、それよりも上の評価ですね。
また、ニュースキンの株価が大きな注目を集めたのは、2014年ごろ、株価が一気に上がったときです。
(出典:Yahooファイナンス)
ちょうどgenLOCシリーズの発売の時期ですね。
現在はある程度落ち着いていますが、恐ろしいほど急成長しています。
このように様々な経歴や実績を持っていることから、ニュースキンは信頼できる会社であるということができるのです。
ただ、注意してほしいのが「日本のニュースキン、つまりニュースキンジャパン株式会社は上場しているわけではない」、ということです。
株式を上場しているのはあくまでアメリカの本社だけです。
日本でマルチ商法の会社が上場することはまずないと考えていいので、これから先もニュースキンジャパンが上場することはないでしょう。
(日本の株式市場では、たとえばパチンコ業界などのグレーゾーン的な性格を持った会社は上場していませんよね。マルチ商法の会社もそれと同じです)
ニュースキンエンタープライズの実績は素晴らしく、十分信用に値する会社なのですが、日本のニュースキン単体でみるとだいぶ印象は変わります。
売り上げの推移を見れば一目瞭然ですが、ニュースキンジャパンの業績はあまり思わしくありません。
(出典:ニュースキンジャパン-売り上げの推移)
出始めは急成長しているものの、その後現在に至るまで売り上げは下がり続けています。
genLOCMeという期待の新商品が発売されたはずなのに、2015年には、過去20年間で最低の売上を記録しています。
健康・アンチエイジング分野は成長産業で、マーケットを拡大しているにも関わらす、逆に売り上げを減らし続けているのが現状なのです。
確かに会社の信用に値する華々しい実績を持っているニュースキンですが、だからといって「日本のニュースキンもすごいんだ!」とは考えないでください。
ニュースキンという会社そのものは信用に値する企業ですが、(特にニュースキンジャパンは)これから先の成長にはほとんど期待できないといっていいでしょう。
ニュースキン商品の評判・口コミと実態の違いは?
ニュースキン商品の評判や口コミと、その実態には大きなギャップがあります。
ニュースキン商品は実際のところ「良い」のか「悪い」のか、その実態について解説します。
ネットワークビジネス企業は、口コミだけで商品を販売する会社ですから、「商品力」が命です。
「良い商品を作れば、それを使った人はリピート購入する。さらに周りの人にも勧めたくなる。だからいいものを作って、人づてに商品愛用者のネットワークを広げていこう!」
というのがネットワークビジネスの根幹ですからね。
まず商品が良くなければビジネスが成り立ちません。
売り上げを下げ続けているとはいえ、これだけ長い間大手として君臨しているわけですから、ニュースキン製品を愛用している人はたくさんいるはずです。
しかし、世間の評価や口コミをみてみると、悪い評判も多いです。
ニュースキン製品の世間の評判・口コミ
ニュースキン製品の評判や口コミについてまとめました。
イメージは悪いですが、実際には商品自体は悪くはありません。
ニュースキン製品の評判・口コミは、大きく分けるとこの3パターンです。
- 質の割に値段が高い
- 使ったら肌が荒れた
- 効果を感じたのでリピートしている
ニュースキンの評判・口コミ①「質の割に値段が高い」
ニュースキン製品については、まず価格についての不満が多いですね。
ニュースキン製品は、基本的に値段が高いです。
- 「とにかく高額」
- 「まとめて買わないといけない」
- 「継続して使うにはお金がかかる」
などの意見が目立ちます。
これは販売者(ディストリビューター)側にも少なからず問題があります。
ひとつ製品が気に入ったら「これもオススメ、あれも使った方がより効果が出る」と次々製品を買わされたり、「化粧水だけでなく、クリームやファンデーションもニュースキンでそろえなければダメ」といわれたり・・・という体験談が多いのです。
こういった販売によって、「まとめてニュースキン製品を購入しなければならない=ニュースキン製品を使うにはお金がかかる」という認識が広まってしまっているのです。
また、そもそもの値段が高いうえに、継続してかかる費用が大きいというのも事実です。
ニュースキンの新製品である「genLOC ME」という商品をみればわかりやすいですね。
これは、コーヒーのバリスタのような形をした本体に、複数の美容液が詰められたカートリッジをセットして、肌の状態に合わせた化粧水や乳液がブレンドされて出てくるというまったく新しい発想の商品。
確かに画期的なのですが、問題はそのカートリッジです。
プリンターのインクカートリッジのように、すべて液がセットになっていて、必要な部分だけ買いかえるということができないのです。
使わずに残っている分があっても、1つ2万円のカートリッジを買わなければならないのです。
製品の良し悪しにかかわらず、経済的でないことは明らかです。
ニュースキンの評判・口コミ②「使ったら肌が荒れた」
ニュースキンの製品を使ったら、肌が荒れてしまったという話も多いです。
使ったら肌がひりひりしたり、赤くかぶれてしまった、などの症状です。
化粧品に関しては、合う合わないがあり主観での評価になってしまいがちですから、「肌が荒れた人がいるから悪いものだ」と決めつけることはできません。
ただ、気を付けなければならないのは、肌が荒れたと言っているにもかかわらず、継続して製品を使用させようとする販売員(ニュースキン会員)がいることです。
- 「使い続けていれば良くなる」
- 「好転機反応だから」
などといって使用を勧めてくるのです。
たとえニュースキンの製品が良いものであったとしても、肌に合わなければその人にとっては害でしかありません。
何を言われても、自分に合わないと判断したら使用を中止すること。
手遅れになってからでは遅いです。
ニュースキンの評判・口コミ③「効果を感じたのでリピートしている」
悪い話がある一方で、効果を感じたためニュースキン製品をリピートしている、という人もたくさんいます。
- 「感動するような劇的な効果はないけれど、普通に良いと思う」
- 「ハンドクリームは手がつやつやになったから好き」
- 「サプリメントは、飲み続けて本当に体調が整ったので、良いと思う」
- 「3年ほど使っているが、本当に肌がきれいになった。ビジネスはしないが製品は好きなのでリピートする」
など、ニュースキン製品に対して好意的な意見も多いです。
実はニュースキン製品は、化粧品の口コミサイトでは全体的に評価が高いです。
特に「@コスメ」は多くの女性が参考にする有名な口コミサイトですが、ニュースキン製品の評判は全体的に良いです。
ニュースキン製品愛用者の芸能人リスト
ニュースキン製品を愛用しているといわれる芸能人は多いです。
あくまで噂レベルの話が多いですが、「ニュースキン製品を愛用している可能性の高い芸能人」についてまとめました。
石田純一
イチロー
小嶋陽菜(こじはる)
タイガーウッズ
田中律子
タモリ
東尾理子
桃井かおり
(※五十音順、敬称略)
確証があるわけではありませんが、「ニュースキン愛用者ではないか」と噂されています。
田中律子さんは、ニュースキンのイメージキャラクターを務めたことがあるので信憑性は高いですね。
AKBの小嶋陽菜さんは、ガルバシリーズを使っているといわれています。
イチローは、ファーマネックスシリーズの「ライフパック」というサプリメント、タイガーウッズは「オーバードライブ」というサプリメントを愛用しているといわれています。
ニュースキンは、サプリメントでオリンピックのスポンサーになっていたほどですから、スポーツ選手がニュースキンのサプリメントを飲んでいても別に不思議ではありませんね。
公表されていない芸能人の方も含めると、芸能界では実はニュースキン愛用者はたくさんいるのではないかといわれています。
特定の企業の広告になってしまうのを避けるために、「自分はニュースキンの愛用者である」と堂々と公言している芸能人はいませんので、これらの話はあくまで推測の域を出ません。
客観的にみたニュースキン製品の品質
ニュースキン製品の品質の良し悪しを客観的に考えてみると、「ニュースキン製品は悪い商品ではないが、特別いいわけでもない」というのが妥当です。
時代に先駆けた目新しい商品を次々開発してきたニュースキンですが、製品の質は、他の会社が出している商品と大差はないといえます。
確かに、ニュースキンの製品は「良い成分だけを使う」ことにこだわっていて、良いものであることに間違いはありません。
ただ、原価が安い割にはどうしても値段が高く、「値段に見合った高品質な商品」とは言い難いです。
販売者(ニュースキン会員)は、「広告を一切しないから原価率が高い、お金をかけて質のいいものを作っている」と主張することが多いですが、これに関しては噓といっていいです。
確かに広告を打つ場合、15秒のテレビCM1回で数百万円、雑誌や新聞の掲載にも数十万円とかかります。
しかし、ニュースキンはそれ以上に、ディストリビューターと呼ばれる販売者(ネットワークビジネス会員のこと)に利益を還元しているのです。
会員に支払う報酬が大きいんですね。
ニュースキンは本社が株式上場していますので、有価証券報告書と呼ばれる資料によって詳細が報告されています。
(出典:金融庁EDINET)
これをみると、商品の原価率は20%以下であることがわかります。
(※DHCは約37%、ファンケルは約32%)
今は、オーガニックなど、肌にいい成分をニュースキンよりも追求した製品が続々と、買いやすい値段で販売されている時代です。
化粧品にしろサプリメントにしろ、「ニュースキンの製品が飛びぬけて良質」ということはありません。
ニュースキン製品でのダイエットは本当に効果があるか?
ニュースキンは、化粧品や美容用品、サプリメントだけでなく、「TR90」というダイエットプログラムを発売しています。
真面目に取り組めば当然効果はありますが、「これを買ったから痩せられる!」というほど強力な商品でもありません。
TR90は、ニュースキンがタニタ食堂とコラボして作った「90日間のダイエットプログラム」です。
- ニュースキンのサプリメント
- タニタの食事プラン
- タニタが提案する活動的なライフスタイル
この内容で12万円の高価格です。
もちろん、毎日きちんと取り組めば結果が出る内容には違いないでしょうが、やはり内容に対して価格が高すぎる印象です。
成分を見る限り、サプリメントも特別すごいものではありませんから、同じような成分の市販のサプリメントを使って、食事とライフスタイルの改善を行う。
これを90日間ちゃんと続ければ、誰だって効果は出るはずです。
TR90は「効果がない」という意見が多いですが、商品そのものが悪いわけではありません。
12万円払って安心してしまって、食事や運動がなあなあになれば、効果が出ないのも当然の話です。
ニュースキン製品は、どの商品も悪いものではありません。
特に化粧品などは評判も良いし、サプリメントはオリンピックスポンサーだったという実績がありますので、ちゃんと良質な商品を作っています。
ただし、低価格で質のいい商品を作る会社が増えた今、質に対して価格が高いような印象を受けます。
売り上げが下降を続けているのも、これが一つの原因だと考えられます。
ニュースキン商品が激安で買えるサイトが存在する
本来、ディストリビューターから直接購入しなければならないはずのニュースキン商品が、激安で購入できる通販サイトが存在します。
インターネットで「ニュースキンの激安通販」をざっと調べただけでも、たくさんの通販サイトが出てきますね。
楽天やアマゾンなどの有名な通販サイトでも、ニュースキン製品の取り扱いがあります。
中でも目立つのは「ベストケアオンライン」という通販サイト。
ニュースキン専門の激安通販サイトですね。
他のリサイクルショップなどと違い、ニュースキン製品専門で買い取り・販売を行っているサイトです。
ニュースキンビジネスを行うディストリビューターの立場に立った高値買い取りを行っており、ニュースキン製品を売る側にも買う側にも支持されているサイトです。
激安通販サイトであるベストケア側に多くの会員がついていて、ディストリビューターが売れずに抱え込んだ在庫が安値で取引されているというのも、なんとも皮肉に見えますが・・・。
なぜ、ニュースキン製品が激安で販売されているのか
本来、ネット上での取引は禁止になっているニュースキンの製品ですが、あちこちの激安通販サイトで購入できるのは事実です。
これはなぜなのかというと、「製品買い込みの末に、在庫処理に困った会員が安く売りさばいているから」なのです。
ニュースキンに限らずネットワークビジネスでは、タイトル(会員としてのランクのようなもの。上位のタイトルほど稼げる)を獲得、または維持するために、自分で会社の商品を買い込むことがよくあるのです。
「あと少しで上位のタイトルが獲得できる!」
「もう少し売り上げを取らなければ、今のタイトルを剥奪されてしまう!」、
という状況に陥ったときに、ダウンに無理に商品を買わせるわけにもいかず、自分で買い込みをして売り上げを上げる、ということがよく起こるのです。
(この買い込み行為によって、儲けどころか借金を背負う会員は実際多いです)
タイトルのためだけの購入なので、必要のない商品(在庫)を抱えることになります。
そこで、少しでも痛手を減らそうと、その不要な在庫を通販サイトに売り飛ばすんですね。
こういった行為によって、本来は販売員から直接購入しなければならないはずのニュースキン製品が、格安で通販サイトから購入できるという現象が起きているのです。
激安通販サイトでニュースキン製品を購入するリスク
激安通販でニュースキン製品を購入するには、少なからずリスクが伴います。
まず、「消費期限」についてのリスクがあります。
消費期限を過ぎていることはそうそうないでしょうが、ショップによっては管理がずさんで、期限間近のものが激安で販売されていることは十分あり得ます。
それでなくても、消費期限はあくまで指針ですから、購入するなら新しいものであるに越したことはありません。
また、製品についての説明が受けられない、というリスクも存在します。
ニュースキン製品は、製品知識のあるディストリビューターからの購入が前提となっているため、詳細な説明・使用方法が明記されていないのです。
使い方のアドバイスや、どの化粧水とクレンジングを合わせれば効果的なのかなど、コツを教えてもらえることを考えると、ちゃんとしたディストリビューターから購入するのが一番いいですね。
安いからといって通販で購入すると、最悪の場合は偽物であるということもあります。
ニュースキン製品を格安で購入できるのは魅力ですが、一応このようなリスクがあるということも覚えておきましょう。
どちらにせよ、気に入った商品をリピートするなら、正規のショップで、プリファードカスタマー(ビジネスを行わない、購入専門のニュースキン会員)になった方がお得です。
割引の制度もあり、通販ショップのように在庫が安定しないということもなく、適切なサポートも受けられますからね。
ニュースキンのビジネスとしての評判・口コミと実態の違いは?
ニュースキンは、会員が口コミで商品を販売する、ネットワークビジネスという仕組みを持った会社です。
どのような仕組みのビジネスなのか?
ニュースキン会員としてビジネスに取り組む場合、本当に稼げるのか?
ビジネスとしての評判や口コミはどうなのか?
ニュースキンビジネスについて、詳しく解説します。
そもそもニュースキンが行っているネットワークビジネスというのは、人を勧誘してグループを育てて利益を得るという、ちょっと特殊なビジネスです。
そのためか、ネットワークビジネスに対する意見は両極端に分かれる傾向があります。
ビジネスに関わっている人は、
- 「良いビジネスだ」
- 「将来性がある、稼げる」
- 「成功者がすごい、頑張れば同じように成功できる」
など、自分のビジネスを絶賛しています。
一方で、ネットワークビジネスで失敗したり、関わって嫌な思いをしたことのある人は「ネットワークビジネスは絶対に悪だ!」と主張しています。
もちろん、どちらが正しいというわけではありません。
ネットワークビジネスは違法ではなく、ビジネスとして成り立っている以上絶対悪ではありません。
だからといって、本当に将来性のある素晴らしいビジネスなのかというと、それも正しいとはいえません。
ニュースキン勧誘の評判や世間の口コミとその実態、またニュースキンビジネスの仕組みを知って、イメージではなく「真実」を理解しましょう。
ニュースキンビジネス・勧誘の評判・口コミ
ニュースキンビジネスは、勧誘活動が主です。ニュースキン会員のビジネス・勧誘活動に対する評判や口コミについてまとめます。
ニュースキンの勧誘に関しては、はっきりいって悪い評判ばかりが目立ちます。
- 成功しているという人に引きあわされる
- セミナーに連れて行かれる
- ディストリビューター達の家で、囲まれて勧誘される
- デート商法のようなやり方で勧誘される
このようなパターンで勧誘されることが多いです。
ネットワークビジネスの勧誘は、口コミが基本なためネット上での活動は禁止されていますからね。
このように直接コンタクトを取って勧誘するしかないのです。
日本では「ニュースキン=ネットワークビジネス(マルチ)=悪!」という認識が根付いてしまっていますので、勧誘する側は必死です。
なんとかしてセミナーに来てもらおう、話を聞いてもらおう、商品の良さをわからせようと上記の勧誘方法を行うので、それがトラブルや苦情に繋がってしまうのです。
- 「しつこく勧誘してきて、断りづらくて困った」
- 「ニュースキンの会員は、勧誘になると急にテンションが上がって、目が変わって怖い」
- 「知らずについていったら、実はニュースキンの体験会で、会員に囲まれたため断り切れずに商品を買わされた」
- 「商品が気に入ったので会員になったが、積極的にビジネス活動(勧誘)をするようにといわれ続け、ニュースキンそのものが嫌になってしまった」
事実、強引な勧誘をするディストリビューターがほとんどなため、このような苦情が多いです。
ニュースキン勧誘の真実
ニュースキン社のネットワークビジネスそのものは、違法ではありませんし健全なビジネスです。
しかし、実際にディストリビューターが行っている勧誘には問題点が多いというのが真実で、評判が悪いのもうなずけます。
具体的には、
- 実験の信憑性の薄さ
- 法律に抵触している
という大きな問題点があります。
ニュースキン勧誘の真実①「実験の信憑性が薄い」
セミナーや体験会などで、ニュースキンのディストリビューターが「製品を使った実験」を行うことがよくありますが、これがいまいち信用できない内容なのです。
市販の製品と比べて、ニュースキン製品がいかに優れた成分でできているかを証明するための実験です。
たとえば、一番有名なのはボディソープの実験ですね。
コップを2つ用意し、片方にニュースキンのボディソープ、もう片方に市販のボディソープを入れます。
そこに食塩を小さじ一杯ほどいれてかき混ぜると、市販のものは固形化しジャリジャリになるが、ニュースキンのボディソープはサラサラのまま。
という実験です。
「コップは毛穴を表していて、食塩は汗。固形化したものは塩化ビニールで、市販品はこれが毛穴に詰まり洗い流せずに残ってしまう」
というのが実験者の説明です。
一見ニュースキンのボディソープが本当にすごいかのように見えますが、冷静に考えてみれば疑問点が多いです。
まず、固形化したものは本当に塩化ビニールなのか。
実験に使われているのは食塩ですが、汗の塩分濃度では、ボディソープが固まるはずがありません。
そもそも、家庭でそんなに簡単に塩化ビニールができてしまったら大変です。
落ち着いて考えれば、これは塩析という現象だということがわかります。
簡単にいうと、塩を混ぜることで石鹸分が固形化するという現象ですね。
固まったのは塩化ビニールではなく、石鹸なのです。
ラウリン酸の含まれるボディソープの場合、この塩析が顕著に現れます。
市販のボディソープでも、塩で固まらないものは普通にあります。(ラウリン酸を含まないものですね)
ニュースキンのボディソープの実験は、塩析が発生しやすい市販品を選んで行っている、というのが真実です。
ボディソープと汗が反応して塩化ビニールが発生する、というのは完全に誤った説明であり、一般製品のなかにもこの実験によって固まらないものが普通に存在することから、
この実験によってニュースキン製品の優位性が証明できているわけではありません。
これはほんの一例ですが、ニュースキンのディストリビューターが行う実験は、だいたいこのように信憑性に欠けるものばかりなのです。
彼らの実験の内容を鵜呑みにしてしまわないように注意しましょう。
ニュースキン勧誘の真実②「法律に抵触している」
ニュースキンでは、「薬事法」・「特定商取引法」に違反する勧誘を行うディストリビューターが非常に多いです。
- ニュースキンの勧誘であることを隠してセミナーや食事に誘う
- 絶対に上手くいくビジネスだと語る
- サプリメントで病気が治るなどと説明する
ディストリビューターがよく使う方法ですが、これらの行為は完全に違法です。
特に、「ニュースキンだと明かさずに勧誘の場に連れ出す」というのは非常に多いパターンですが、実は特定商取引法に違反する違法行為です。
法律上、勧誘の際は自分がニュースキンの会員であることを明かし、勧誘の承諾を得なければならないのですが、そんなことをすれば相手に警戒されてしまうため、これを守っている会員は少ないのです。
また、「絶対に上手くいく」や「絶対稼げる」など、根拠もないのに自信満々に語るディストリビューターも多いですが、これも相手に大きな誤解を与える強引な勧誘であるため違法です。
そもそも、絶対に稼げる・上手くいくビジネスなんて存在しません。
ニュースキンなどのネットワークビジネスというのは、特に日本においては難易度が非常に高いビジネスです。
「簡単に、絶対に」稼げるなんてことはまずありえません。
「ガンが治る」や「病気が良くなる」など、薬事法に触れる説明をされることもあります。
そもそもニュースキンが販売しているのは薬ではありません。
あくまでサプリメントです。
アメリカでは許されても、日本では薬事法が厳しいため、医薬品だと誤解させるような説明は完全に違法です。
このように、大半のディストリビューターが違法な勧誘を行っている、というのがニュースキン勧誘の真実なのです。
ニュースキンビジネスの実態
ニュースキンビジネスの仕組みから、その実態について詳しく解説します。
実際にはどのようなビジネスなのか、成功する勝算はどの程度なのか、成功者はどのような人物なのか。
良い悪いの主観は抜きで、ニュースキンビジネスの実態についてお話します。
ニュースキンビジネスの仕組み・報酬体系
ニュースキンは、何度も述べているように「ネットワークビジネス」を行う会社です。
ニュースキンという会社の会員になることで、ネットワークビジネスを行って報酬を得ることができます。
会員は社員ではなく、個人事業主の扱いです。
店舗を持たずに、自分のペースで行えるため、会社員の傍ら副業として行う人も多いビジネスです。
人を勧誘して、会員を増やすことで自分の報酬が増えるという特性が似通っているため、ネズミ講と誤解されることがありますが、ネズミ講はあくまで違法な性質を持った手法のことです。
仕組みを見ればわかりますが、ニュースキンビジネスはネズミ講ではありません。
仕組みや報酬体系について、詳しく解説します。
ニュースキンビジネスの始め方
ニュースキンビジネスは、「ディストリビューター」と呼ばれる会員になることで始めることができます。
ニュースキンには、「プリファードカスタマー」、「ディストリビューター」と呼ばれる2種類の会員がいます。
「プリファードカスタマー」は、商品の購入のみが可能な会員。
「ディストリビューター」は、商品を購入できるかつ、販売・勧誘によって利益を得ることができる会員のことです。
ニュースキンでは、最初は誰もがプリファードカスタマーからのスタートになります。
- 日本に在住している
- 満20歳以上である
- 学生でない(卒業・退学から半年以上経っている)
- 個人または夫婦での申し込みである
という条件さえ満たしていれば、登録料無料でプリファードカスタマーになることができます。
プリファードカスタマー登録後、ビジネスを行いたい場合は、ディストリビューターになるための申請を行います。
ディストリビューターになるためには、以下の4ステップが必要です。
- 契約書・登録料の提出
(登録料は4,500円) - 新規ディストリビュータートレーニングの受講
(ニュースキンビジネス活動を正しく行うためのオンライントレーニング) - 新規登録用ダイヤルへの電話
(ニュースキンジャパンのフリーダイヤル。登録の案内や確認を行う) - 「契約情報案内パケット」の受け取り
「契約情報案内パケット」というのは、契約の内容を明らかにする書面であり、これが送付される=契約の成立となります。
ニュースキンディストリビューターになれれば、次のことができるようになります。
- ニュースキン製品を卸売価格で購入できる
- 一般消費者に製品を販売することで、利益を得ることができる
- 新たにプリファードカスタマーを勧誘して、製品購入実績に応じてボーナスを得ることができる
製品販売による差益そのものは大きくはないので、ニュースキンビジネスで稼ぐためにはプリファードカスタマーの勧誘をして、ボーナスを得られるようにならなければなりません。
ニュースキンビジネス報酬の仕組み
ニュースキンビジネスで得られる報酬は、独自のポイントによって計算されます。
ニュースキンでは、購入した金額をポイントで表します。
1ポイント=126円(税込)です。
そして、
「自分で購入したポイントの総額」=PSV
「自分のダウンが購入したポイントの総額」=GSV
という呼び方をします。
ニュースキンでは、ただ単に勧誘を行って会員を増やすだけでは報酬が入りません。
自分で製品を小売販売した場合の差益と、自分を含めたダウングループの購入実績に応じた利益の還元が報酬になります。
まず、小売販売によって差益を得る方法。
ディストリビューターは、商品を卸売価格で購入できるので、その価格を少し値上げして、顧客に販売することができます。
たとえば、卸売価格1,500円の化粧品を購入したとします。
これに500円を上乗せして、2,000円の価格で顧客に販売すれば、自分は500円の利益を得ることができるわけです。
そして、ダウンの購入実績によって利益を得る方法。
自分のダウングループの中でも、「自分が直接勧誘して会員になったダウンライン」の購入実績によって、ボーナスを受け取ることができます。
直接のダウンラインの購入総額分のポイント(GSV)の、5%を得ることができるのです。
(これをL1ボーナスと呼ぶ)
たとえば、自分の紹介で会員になった人が月に30,000円の買い物をすれば、5%の1,500円が自分のボーナスになるわけですね。
人数に制限はないので、直接勧誘した人数が多ければ多いほど大きな利益が得られます。
ただし、このL1ボーナスを受け取るには条件があり、自分自身が月に100PSV(12,600円)を購入しなければなりません。
12,600円分の買い物をすればいいので、単純に自分の買い物をしても、買った商品を誰かに小売販売してもOKです。
ニュースキンビジネスで稼ぐために必須の資格 「エグゼクティブ」
ニュースキンビジネスである程度まとまった収入を得るためには、最低でも「エグゼクティブディストリビューター」の資格を得る必要があります。
エグゼクティブというのは、組織のリーダーの立場のことで、自分の組織(ダウングループ)の購入実績によってボーナスが入るようになるのです。
このエグゼクティブの資格申請書のことを、LOI(レター・オブ・インテント)と呼びます。
ただし、このLOIを提出してエグゼクティブの資格を習得するには、厳しい条件があります。
- LOI申請月・・・GSV2,000ポイント必須、そのうちPSN500
(=24万円の売上を達成。そのうち6万2千円は自分で購入) - その翌月・・・GSV2,000ポイント必須、そのうちPSN200
(=24万円の売り上げを達成。そのうち2万4千円は自分で購入) - さらにその翌月・・・GSV2,500ポイント必須、そのうちPSN200
(=30万円の売り上げを達成。そのうち2万4千円は自分で購入)
この3カ月間の条件をクリアできれば、無事エグゼクティブの資格を得ることができます。
これ以降は、月に
「GSV2,000ポイント必須、そのうちPSN100」
(=24万円の売り上げを達成。そのうち1万2千円は自分で購入)
というのがエグゼクティブの維持条件になります。
エグゼクティブになれれば、組織のリーダーとして「エグゼクティブボーナス」というボーナスを得られるようになります。
達成GSV(グループの購入金額の合計) | エグゼクティブボーナス |
2,000~3,000GSV | 達成GSVの9% |
3,000~5,000GSV | 達成GSVの10% |
5,000~10,000GSV | 達成GSVの11% |
10,000~15,000GSV | 達成GSVの12% |
15,000~25,000GSV | 達成GSVの13% |
25,000~50,000GSV | 達成GSVの14% |
50,000GSV以上 | 達成GSVの15% |
グループでの売り上げが上がれば上がるほど、大きなボーナスが入る仕組みです。
また、エグゼクティブの中にもランクがあり、それをタイトルやピンレベルと呼びます。
自分の第1ダウンラインにいるエグゼクティブディストリビューターの人数によって、タイトルが決まります。
タイトルのレベルがゴールド以上になると、ボーナスが加算されます。
ゴールドの場合、自分の第1ダウンラインのGSVの5%がボーナスに加算されますが、その上のラピスになれば第2ダウンラインまでのGSVの5%が加算される・・・というように、対象のGSVが深くなっていく仕組みです。
(※第1ダウンラインは自分が直接勧誘した会員、第2ダウンラインは自分が勧誘した会員が勧誘した会員)
タイトル名 | 必要なエグゼクティブの人数 | 加算されるボーナス |
ゴールド | 1人 | 第1ダウンラインのGSVの5% |
ラピス | 2~3人 | 第1~2ダウンラインまでのGSVの5% |
ルビー | 4~5人 | 第1~3ダウンラインまでのGSVの5% |
エメラルド | 6~8人 | 第1~4ダウンラインまでのGSVの5% |
ダイアモンド | 9~11人 | 第1~5ダウンラインまでのGSVの5% |
ブルーダイアモンド | 12人以上 | 第1~6ダウンラインまでのGSVの5% |
リーダーとして多くのエグゼクティブを教育できれば、それだけ大きなボーナスが入るようになっていますね。
ただし、エグゼクティブの維持条件を一度でも達成できない月があれば、その時点でのタイトルがゴールドであろうがダイアモンドであろうが、容赦なく降格されます。
降格した場合は「暫定エグゼクティブ」というポジションになり、3カ月以内にエグゼクティブ資格維持条件を達成できれば復帰、できなければさらに下のポジション(降格エグゼクティブ)に落とされます。
確かに、頑張った分だけどんどん報酬が上がる仕組みではあるのですが、上位のタイトルを獲得しても、それを維持するのが大変ですね。
ニュースキンの公式サイトでは、報酬制度やディストリビューターの報酬についての詳細資料が公開されているので、詳細が知りたい場合はこちらを参考にしてください。
ニュースキンビジネスの真実
ニュースキンビジネスの仕組みや報酬体系については解説した通り、頑張れば頑張るほど高い報酬が得られるフェアなものになっています。
しかし、実際には悪質なやり方が横行していたり、そもそもまともにやっていては稼げなかったり、というのがニュースキンビジネスの真実です。
- ニュースキンの製品自体は悪くなく、使用者の評判はむしろ良い
- 小額の資金で始められて、報酬体系もしっかりしている
こういったメリットを持っているのも事実ですが、実際にニュースキンビジネスを行うとなると難しい、というのが本当のところです。
ニュースキンビジネスの真実① LOI連鎖による苦情が相次いでいる
ニュースキンでは、LOI連鎖と呼ばれるやり方が定着していますが、これがトラブルのもとになっています。
本来なら、地道に商品の口コミをして愛用者を増やすことで、自分のダウンを増やしグループを育てる、というのが正しいやり方です。
しかし、その「愛用者の流通を作る」という工程をすっ飛ばして、早くニュースキンで成功するために、どこかのグループがLOI連鎖という手法を作りました。
LOI連鎖というのは、「ニュースキンビジネス参加直後にエグゼクティブになる」という方法を連鎖させるという手法です。
LOI申請の条件は、まず月2,000GSV(24万円の売り上げ)の達成でしたね。
LOI連鎖では、最初に自分でニュースキン製品を24万円分買ってしまうのです。
そして、翌月も翌々月も、自分と同じように24万円の自己購入を行うビジネスメンバーを募集します。
こうして、ビジネスメンバーを連鎖させていくことで、数千円の商品愛用者を地道に増やすよりも、はるかに早くグループを拡大することができる、という手法なのです。
上手くいけば一気にグループを拡大することができ、面倒な商品の口コミをほとんど行わずに稼ぐことができます。
実際に、ニュースキンでそれなりの稼ぎを得ている人は、このLOI連鎖を使っていることがほとんどです。
しかし、このLOI連鎖でビジネスをスタートして、もしダウンが作れなかった場合は大変なことになります。
せっかく24万円出してLOI申請をしても、2ヶ月目の条件を達成できなければエグゼクティブになることができません。
そのため、24万円を捨てたものとしてビジネスを辞めるか、もう一度24万円買いこんで無理やりビジネスを続けるか、という選択を迫られるのです。
もし、自分で製品を買いこんで無理やり条件を達成したとしても、過剰に在庫を抱えることになってしまいます。
そうなれば、もはやビジネスメンバーを作るのはかなり難しいですね。
LOI連鎖は、確かにニュースキンで大きく稼げる可能性を秘めているものの、続かなかった場合のリスクが大きく、また勧誘の際に24万円分の商品を買い込みさせることになるためトラブルも発生しやすいです。
LOI連鎖がうまくいかずに借金を抱え込んでしまい、苦情を訴える人も後を絶ちません。
そもそも、ニュースキンという会社の製品の良さを広めて、その対価として報酬をいただく、というのがディストリビューターの仕事であるはずです。
ニュースキン社側も黙認していますが、あまり歓迎されるべき手法ではありません。
ニュースキンビジネスの真実② ニュースキンビジネスで稼ぐのはかなり難しい
いまやニュースキンビジネスで成功するのはかなり難しい、というのが実情で、これについては「簡単に成功できるビジネスではない」とニュースキン社も公言しています。
ディストリビューターが報酬を得るためには、強い意思をもってビジネスに臨み、必要な時間と労力をかけなければなりません。
つまり、ニュースキンの報酬制度は、簡単に高収入を得られるものでも、経済的な成功を保証するものでもありません。
(引用:ニュースキン公式サイト-「ディストリビューターの報酬について」(詳細資料) より)
ニュースキンビジネスは、勧誘や商品の売り込みだけではなく、毎週セミナーに参加してビジネスについて学んだり、グループの仲間との交流を取ったりと、様々な労力が必要なビジネスなのです。
じゃあ、時間と労力をかけて頑張れば成果が出せるのかというと、それすら難しいのが現状です。
なぜかというと、ニュースキンビジネスには限界が見え始めているからです。
いったんは高レベルのタイトルを獲得していたディストリビューターたちですら、ニュースキンビジネスに限界を感じて、他のネットワークビジネスに移動する、という現象が続いていることがその証拠ですね。
ニュースキンには、「ニュースキンプラザ」という会員専用サイトがあるのですが、そのサイトでは最近、ニュースキンビジネスで成功した人のタイトル表象ページがなくなりました。
ダイアモンドやブルーダイアモンドなど、高いタイトルを取得した人が顔写真付きで公開されていたのですが、タイトル取得者の減少とともに廃止されてしまったのです。
ニュースキンでタイトルを取る人が極端に減っている、またビジネスを行う人自体が減っていることがうかがえますね。
ニュースキンの売り上げは、一時的に急成長したものの、今では極端に上がりも下がりもせず安定してしまっています。
(ニュースキンジャパンにおいては、むしろ売り上げは下がり続けています)
そのためこんな状態で新規のビジネス参入者が増えても、小さなパイを大勢で分け合うようなもので、大きく稼ぐことは非常に難しいのです。
しかし、ニュースキンビジネスで稼ぐためには、勧誘して会員を増やさなければなりません。
だからたとえ現状を知っていても、無理にでも強気に「今がチャンス!」などと言い続けなければならないことが辛く、ニュースキンビジネスを辞めた、という人も多いです。
ニュースキンに限らず、ネットワークビジネスは栄枯盛衰で、伸び続ける・栄え続けるものは存在しません。
過去、ニュースキンの急成長期に、アムウェイなどのネットワークビジネスからニュースキンに移動して、成功している人も大勢いますからね。
今、ニュースキンから、これから伸びる見込みのあるネットワークビジネス企業に移る人が多いのも不思議ではありません。
このように、ただでさえかかる労力が大きいうえに、ビジネスとして将来性が見込めないため非常に難易度が高い、というのがニュースキンビジネスの実態です。
実際に、現在トップタイトルを維持できているのは、ほとんどが「ニュースキンが日本に上陸したてのころにディストリビューター登録したメンバー」です。
先行者に有利なビジネスであることは間違いありません。
ニュースキンにおける成功者
ニュースキンで最も有名な成功者は、枦川友彦(はしかわともひこ)氏です。
アムウェイ最大の成功者として君臨する中嶋薫氏と並ぶ、日本のネットワークビジネストップリーダーといわれています。
枦川友彦氏は、ニュースキンのなかでも最大規模のグループである「ギャグナー」のリーダーです。
全国各地に大きなグループを展開していて、九州を中心に活躍する馬場恒彦氏や、アメリカンフットボールプレイヤーの奈良隆之氏もギャグナーグループの一員です。
枦川友彦氏は、これまでに20以上の商売を経験し、現在は8つの会社を経営する凄腕の経営者です。
おもしろくわかりやすいスピーチが人気で、若いファンが多い人物です。
ギャグナーのセミナーやイベントでは、枦川友彦氏に憧れる若者の姿が多く見られます。
彼は、「ニュースキンといえば枦川友彦」というほどの有名人です。
ニュースキンは、最近までトップタイトル獲得者を「ニュースキンプラザ」という会員サイトで公開していましたが、タイトル獲得者の極端な減少に伴って廃止してしまいました。
タイトル獲得者(成功者)がそれだけ減っているところをみると、
今ニュースキンで「成功者」と呼べる人物は少ないと考えられます。
過去のタイトルを振りかざして、「自分は成功者だ」という体で勧誘するディストリビューターも少なからずいますので、成功者と名乗る人物には注意しましょう。
ニュースキンビジネスのセミナーの内容
ニュースキンビジネスには、数多くのセミナーが存在します。
ビジネスを始めたばかりのビギナーだけでなく、ベテランのディストリビューターも日々セミナーに参加しているのです。
おおまかにいうと、ニュースキンディストリビューターがビジネスの勉強・スキルの向上のために集まる勉強会のようなセミナーと、見込み客にニュースキンの魅力を伝えて勧誘するためのセミナーがあります。
ニュースキンのセミナーは、基本的にグループのリーダーが主催します。
全国各地で、かなりの頻度で開催されていますね。
セミナーの種類から内容まで、詳しく解説します。
ニュースキンビジネスセミナーの種類
ニュースキンのセミナーといっても、その種類や目的は多岐に渡ります。
まずは、簡単にセミナーの種類を紹介します。
ニュースキンビジネスセミナー① 会社紹介セミナー
ニュースキンという会社について学ぶためのセミナーです。
ニュースキンという会社がいかに素晴らしいかが語られます。
ニュースキンが行っているネットワークビジネス、マルチ商法が悪徳でなく、法的にも認められているものであると誤解を解き、ニュースキンのこれからの展望について説明するのが主な内容です。
ディストリビューターとしては、まず身につけなければならない知識ですね。
具体的な内容は以下の通りです。
- 会社の信用度について・・・「ニューヨーク株式上場」や、「信用調査会社からの世界最高評価5A-1」などのが持ちだされる
- 将来性について・・・ニュースキン製品のコンセプトがいかに市場のニーズに合っているかが語られる
- 報酬制度について・・・このタイトルになればいくら稼げる、くらいのおおまかな話
セミナーで語られることすべてが噓だとはいいませんが、ニュースキンジャパンの売り上げが低下を続けていることはデータをみれば明らかなので、特に将来性についての話は鵜呑みにしないほうがいいですね。
ニュースキンビジネスセミナー② 製品説明セミナー
ニュースキンの製品について学ぶセミナーです。
ニュースキン製品が、他社と比べていかに優れているかが語られます。
- 商品についての個別説明
- 他社製品との比較(実際に製品を使用した実験など)
- ニュースキンの開発には、偉大な研究者が関わっていることの説明
などが主な内容です。
ディストリビューター達は、ここで商品知識や売り込み方を学びます。
ニュースキンビジネスセミナー③ マルチ商法を知るセミナー
ニュースキンに限らず、マルチ商法と呼ばれるネットワークビジネスについての理解を深めるためのセミナーです。
会社紹介のセミナーと違うのは、ネットワークビジネス業界全体の説明がされることです。
悪徳商法であるネズミ講とは違い、ネットワークビジネスは素晴らしいビジネスである、またそのネットワークビジネス業界で大手の地位を維持しているニュースキンはすごい会社である、というように説明されます。
ニュースキンビジネスセミナー④ 自己啓発セミナー
会社やビジネスそのものについての話ではなく、マインドセットについての話がされます。
これまで、ニュースキンで成功した人たちのやり方や考え方を学ぶのが主になります。
ニュースキンで成功するために行わなければならないことや、実践すべきマインドセットを学び、自信を付けるためのセミナーですね。
ニュースキンビジネスセミナー⑤ 営業力向上セミナー
ニュースキンビジネスのノウハウについて学ぶセミナーです。
ディストリビューターにとって、とても重要なセミナーですね。
彼らはこのセミナーで、日々勧誘のテクニックを磨いているのです。
- セミナーに誘いこむ
- アップに引き合わせる
- ABC勧誘
などなど、さまざまな勧誘テクニックを教わります。
勧誘の際の決まり文句や、細かいノウハウなどもここで教わります。
セミナーに通いつめて、しっかり勧誘のテクニックを身につけているディストリビューターは、相手が断りづらい・参加したくなるような、かなりやっかいな勧誘を仕掛けてくるため要注意ですね。
ニュースキンビジネスセミナーの特徴
ニュースキンセミナーの特徴について解説します。
ニュースキンセミナーは、個々のディストリビューター主催や、ディストリビューター達のグループ主催で、各地で多数開催されています。
ニュースキンプラザだけでなく、公民館や学習センターなどのセミナールームで行われることも多いですね。
彼らが行うビジネスセミナーには、共通する特徴があります。
特に目立つ特徴は、以下の3つです。
- 参加費用がかかる
- きっちりした服装の人物が多い
- 洗脳に近い手法が用いられている
1つずつ解説します。
ニュースキンビジネスセミナーの特徴① 参加費用がかかる
ニュースキンのセミナーは、参加費用がかかる場合がほとんどです。
1回500円~2,000円程度の料金を取られます。
有料であるということが事前に伝えられずに、トラブルが起こることもしばしばあります。
ディストリビューター達は勧誘の際、とにかくセミナーに連れ出そうとすることが多いのですが、
先に有料であることを告げると「じゃあ行かない」と断られてしまいかねないため、事前に料金を伝えないことがあるのです。
「話聞くだけでも」と頼まれて会場に行ったら、入場料を取られて不愉快にならない人はいないでしょう。
ちなみに、ニュースキンのセミナーはグループのリーダー(=高タイトル取得者、収入が多いはず)が主催することが多いはずですが、なぜかセミナー料金はしっかりと取ります。
セミナーでは、スピーチする成功者はお金持ちトーク全開で(「お金の使い道に困ったから庭に噴水を作った」等々)、ビジネスを多くの人に広めたいなどと語っているにもかかわらず、
なぜセミナーは有料なのかと違和感を抱く人も多いくらいですね。
これはなぜなのかというと、正直ニュースキンビジネスそのものよりも、セミナーを開催した方が簡単に儲けが出るからなのです。
1,000人規模のセミナーの場合、
安い会場を探せば場所代が10万円程度、料金を1,000円に設定すれば、約90万円の利益が出ます。
セミナーは、グループに所属するディストリビューターにとっては半ば強制参加のようなものですから、人が集まらないということはまずありません。
これを毎週毎週開催するのですから、主催者はかなり儲かるはずですね。
ひどい場合は、自宅開催で1,000円以上の参加料を取る、ということもあります。
セミナーと合わせて、過去のセミナー等の映像を収録したDVDの販売なども行い、さらに利益を上げていることもありますね。
確かに、本当に成功している人物や、話の面白い講師のいるセミナーは、多少のお金を払っても行く価値はありますが、
ニュースキンにまったく興味がないのに無理やりセミナーに誘われている場合は、キッパリと断りましょう。
時間だけでなくお金も無駄にしてしまいます。
ニュースキンビジネスセミナーの特徴② きっちりした服装の人物が多い
基本的に男性はスーツ、女性はこぎれいなOL風ファッション(場所によってはドレス)でセミナーに参加しています。
ニュースキンのセミナーには、勧誘をかけるためのセミナーであっても、参加しているのは大半がディストリビューターです。
新規で誘われてセミナー会場に来た人は、周りが全員スーツなので圧倒されることが多いですね。
セミナー参加のために、わざわざスーツに着替えるという参加者もいるほど徹底しています。
これは、ニュースキンで最も大きな規模を誇るギャグナーグループの影響が大きいと考えられます。
ギャグナーは、ニュースキンで最も有名な成功者である枦川友彦氏が率いるグループです。
枦川友彦氏は、「ニュースキンという一流企業でビジネスをやるなら、きちんとした格好をしなさい」という指導をしていて、グループのメンバーに清潔できちんとした身なりを徹底させているのです。
ニュースキン最大権威である枦川友彦氏の教えに倣って、ギャグナーに限らず、ニュースキンのディストリビューターたちは自然とスーツでビジネスを行うようになったんですね。
そのため、ニュースキンのセミナーにはスーツ姿やきちっとしたOLファッションの人物が集まっています。
ニュースキンビジネスセミナーの特徴③ 洗脳に近い手法が用いられている
すべてのセミナーがそうというわけではありませんが、洗脳に近い手法を使っているニュースキンビジネスセミナーは多いです。
ニュースキンのセミナーが嫌われる大きな原因ですね。
具体的な洗脳の手法としては、以下のようなものがあげられます。
- 会場が薄暗くステージだけが明るい
- 「成功者」が急に登段する
- 登段者の言葉に対するオーバーリアクション
- 話し手が同じ話・言葉を繰り返す
(例:前回のセミナーと全く同じ内容の話をする。「今がチャンスだ!」など同じ言葉を繰り返す)
これは、ヒトラーの演説と雰囲気が非常に似ていて、洗脳と呼ばれるのもうなずけます。
カルト系の宗教団体も良く用いる手法であるため、宗教などとよばれることもありますね。
ちなみに、ニュースキンのセミナーでは「ニュースキンを始めるなら今がチャンス!」という言葉が繰り返されることが多いのですが、これをニュースキン発祥以来ずっと言い続けています。
確かにニュースキンが伸び始めた頃はチャンスだったでしょう。
でもそんなチャンスはとっくの昔に、一瞬で過ぎ去りました。「今がチャンス」は一番信用してはいけない言葉です。
ニュースキンのセミナーでは、参加者の9割が、何度もセミナーに参加している常連のディストリビューターです。
- 講師のちょっとした小ネタに大爆笑
- 「うんうん」、「へー!」と大げさに相槌を打つ
- 何をそんなにメモするのかというくらいメモを取り続ける
など、参加しているディストリビューター達は、会場全体で異常に講師の話を盛り上げます。
新規で参加した人は、
「同じ話を何度も聴いているはずなのに、ここまでオーバーリアクションができるなんて不気味だ」、
「会場を盛り上げるためのサクラじゃないか」と感じることが多いはずですね。
ただ、このようにディストリビューター達が盛り上げることでできあがる「熱い雰囲気」が、新規の参加者を「洗脳」するために重要な役割を果たしているのは確かです。
もちろん、会場の雰囲気だけでなく、話をする講師も巧みに聴衆を惹きつけます。
自分の成功体験やニュースキンビジネスの可能性を語り、上手く聞き手のモチベーションを上げてくるのです。
ニュースキンに限らず、ネットワークビジネスの勧誘は、セミナーにさえ誘いこめば成約率が高い傾向にあります。
それほど、この洗脳のような手法が効果的なんですね。
また、このような洗脳色の強いセミナーは、勧誘だけではなく、「ディストリビューターのモチベーションを上げる」という大事な役割も持っています。
ネットワークビジネスは、何度も断られたり周りに心配されたり、時には人に嫌われたりしながらも勧誘を続けなければならない厳しいビジネスです。
なかなか成果も出ないため、モチベーションを保つのが非常に難しいんですね。
そこで、ディストリビューターをつなぎとめるために活躍するのがセミナーです。
セミナーに参加すれば、講師の話に奮い立ち、会場の仲間と一体感を感じてモチベーションを上げることができるからです。
ビジネスを始めたもののうまくいかず、悩んでアップに相談すれば、たいていセミナーに連れて行かれます。
ただ、セミナーに参加すればテンションは上がりますが、結果は変わりません。
このような、洗脳の手法を用いた勧誘は、悪質といわざるを得ません。
かなりの強い意思を持った人でない限り、講師のプロレベルの語り口、会場の熱い雰囲気に簡単に呑まれてしまうでしょう。
ネットワークビジネスに嫌悪感を抱いていた人ですら、セミナーに通ううちに「ニュースキンなら人生を変えられるかも!」と気持ちが傾くことが多いのです。
ニュースキンが公式で行っているセミナーやイベント
基本的に、個々のディストリビューターが主催するビジネスセミナーですが、ニュースキン社が公式で行っているセミナーやイベントもあります。
全国各地で、月に20~40件の頻度で開催されています。
以前はニュースキン公式のイベントスケジュールを見れば、全国各地で様々なセミナーの開催が確認できました。
現在は非会員は見れなくなっています。
製品知識の基礎セミナーや、流通力アップセミナーなど、ディストリビューターのための勉強会のようなセミナーだけでなく、
ニュースキン製品を体験するワークショップや、「ミニショーケース」という、新規顧客にニュースキンを紹介するためのイベントも催しています。
ニュースキン最大の公式イベント「グローバルコンベンション」
グローバルコンベンションとは、ニュースキン社が年に1度行う世界的なイベントです。
ニュースキン最大のイベントで、全世界のディストリビューターが一か所に集まります。
グローバルコンベンションは、ニュースキンビジネスで成功したトップリーダー達を表彰することを一番の目的としていて、
セミナーのように「真面目に勉強しよう」というよりは、「みんなで一体となって楽しもう」という雰囲気のイベントです。
一体となってモチベーションを上げるだけでなく、他グループとの交流や、ニュースキンビジネスの最新情報を得られる場になっています。
グローバルコンベンションの参加料は、299ドル~350ドル(3万円~4万円程度)です。
イベント・セミナーの参加料としては、結構高額ですね。
これは、2013年に、ソルトレークシティで開催されたグローバルコンベンションの画像です。
大勢の人が集まって、ライブやコンテストのような雰囲気で盛り上がっていますね。
以前は動画が公開されており、動画の後半ではニュースキンの歌が始まり、歌ったり踊ったりと楽しそうにしていました。(現在は非公開になりました)
2013年のグローバルコンベンションは、ニュースキンの歴史の中でも最も盛り上がりました。
「genLOC TR90」というニュースキン史上最大規模の新製品の発売と、総工費約1億ドルにのぼる「ニュースキンイノベーションセンター」のオープンが祝われたためです。
引用元:ニュースキン公式サイト
こちらは、2017年に横浜アリーナで開催されたジャパンコンベンションの画像です。
こちらも以前は動画が見れたのですが、見れなくなっています。
動画が見れたときは、ニュースキンの日本語版のテーマソングが流れていました。
2013年のソルトレークシティほど派手ではないものの、楽しそうに盛り上がる人たちの笑顔がこれでもかと映っていました。
「ニュースキンは美人が多い」なんて話もよく聞きますが(あくまでニュースキンに関わった人たちの感想ですが)、動画を見る限りなんとなく納得できますね。
これらの映像を見て「楽しそう、素晴らしいビジネスだ」と感じるか、「胡散臭い」と感じるかは人それぞれですが、やっていることはネットワークビジネスです。
みんな豪華に着飾っていますが、裏では金欠なんてことも珍しくありません。
「仲間たちとわいわい楽しく稼げるビジネス」なんて安易なイメージだけは持たない方がいいですね。
- 「ニュースキンでできた仲間とは、ビジネス以上のつながりができない」
- 「ニュースキン仲間とは、ニュースキン以外の話は一切しない」
- 「グループの仲間とは、ニュースキン抜きで食事や会話をしたことが一度もない」
ニュースキンビジネスの経験者は、たいていこのように語っています。
多くの場合、ニュースキンで仲間ができたとしても、ニュースキンのみでの薄い繋がりしかできない、というのが実情なのです。
ニュースキン勧誘の断り方
ニュースキン勧誘の効果的な断り方や、ニュースキン勧誘を受けた際に気を付けるべきことについて解説します。
先に、「ニュースキンのビジネスとしての評判・口コミと実態の違いは?」の中で解説したように、
法律に抵触するような、強引な勧誘をしかけてくるディストリビューターはたくさんいます。
ニュースキンビジネスに興味があるのなら別ですが、そうでないのなら強引な勧誘は迷惑でしかありません。
ニュースキンのディストリビューターのなかには、とても「まともとは思えない」ような勧誘をする会員がたくさんいます。
もちろん、ネットワークビジネスそのものが悪いわけではありませんが、残念ながら、正しい知識やモラルを持たずにビジネスを行っている人たちがたくさんいるのです。
ニュースキンに限らず、日本でネットワークビジネスを行っている会社はたくさんありますから、あなたもいつ勧誘されてもおかしくないのです。
ディストリビューターたちは、セミナーなどで勧誘の手法などを勉強していますから、彼らの勧誘の手口を甘く見てはいけません。
断り方を知って、いざというときにしっかり対処できるようになりましょう。
ニュースキンの効果的な断り方は3種類
ニュースキンの勧誘を受けた時に、効果的な断り方は3通りあります。
- 「絶対にやらない」ときっぱり断る
- ニュースキンが稼げない理由を論破する
- 法律違反を指摘する
これは、ニュースキンに限らず、ネットワークビジネスの勧誘すべてにいえることです。
以前書いた「徹底攻略!アムウェイ勧誘3つの手口と断り方」の記事で詳しく解説していますので、ここでは簡単に説明します。
アムウェイでもニュースキンでも、ネットワークビジネスの一番良い断り方は「キッパリと断ること」です。
下手に曖昧な断り方をしてしまうと、その後もしつこく付きまとわれたり、勧誘者が親しい相手だった場合は変な溝ができてしまったりと、いいことがありません。
相手の話を一通り聞いた後で、「あなたのいうことはわかった。でも自分にはニュースキンは必要ないからやらない」と、
相手を下手に否定せずに、自分の主観でキッパリ断るのが理想です。
「必要ない」と言われたら、相手はそれ以上勧誘のしようがありません。
良識のあるディストリビューターであれば、そこで諦めます。
ただ、残念ながら良識のないディストリビューターもたくさんいます。
はっきり断ってもしつこく勧誘してくるようであれば、「法律違反を指摘する」という方法をとってください。
たいていのディストリビューターは、勧誘の際に法律違反を犯しています。
- ニュースキンだと明かさずにセミナー等に誘う
- 自分がニュースキン会員であることを話さず勧誘を始める
- 事前に勧誘の許可を取らずに勧誘を始める
- ディストリビューターの自宅など、他に人目がない場所で勧誘する
- 一度はっきり断っている相手に、再び勧誘をする
- ニュースキン製品で病気が治るなど、誇大な表現を使う
これらの行為はすべて法律違反です。
「特定商取引法」、「薬事法」に違反しています。
つまり、
「自分はニュースキンの会員でビジネスをやっているのですが、あなたにニュースキンの話をしたいから(勧誘をしたいから)、今度時間を作ってもらえませんか?」
このような勧誘でないと、法律を順守しているとはいえないのです。
当然ですが、これで話を聞いてもらえることはほぼないですからね。
こんな勧誘をしているディストリビューターはまずいないと考えていいです。
- 特定商取引法の「申し出制度」を使う
- 警察に通報する
- 国民生活センターに通報する
- ニュースキン本部に通報する
法律違反のディストリビューターに対しては、これらの手段が使えます。
状況によって、通報先を選びましょう。
そもそも、特定商取引法などの法律を踏まえた規約が、ニュースキンでは公式に提示されています。
会社が提示している規約も守れないのであれば、その会社でビジネスをする資格なんてありません。
法律云々ではなく、「ニュースキンの規約に違反してるよ」と指摘するのも効果的です。
最後に、「ニュースキンが稼げない理由を論破する」という断り方について。
これは、上手くいけば効果は抜群ですが、リスクの大きい断り方です。
ディストリビューター達は、説得のプロです。
たとえビギナーであったとしても、必ずといっていいほどアップの応援が入るため、勧誘者のアップと対決することになります。
中途半端な知識や感情論で立ち向かっては、逆に丸めこまれて終わりです。
どうしても相手を論破したい場合は、ニュースキンの仕組みを完璧に頭に入れたうえで、稼げない理由をしっかり理解しておく必要があります。
ちなみに、「稼げない理由」を論破するのは、ネットワークビジネスそのものは悪いものではないからです。
ビジネスの仕組み自体はしっかりしていますし、法に触れているわけでもないので、ネットワークビジネスそのものを攻撃するのはお門違いなのです。
なので、「ニュースキンは稼げない」→「だからやらない」という流れで断りましょう。
ニュースキンの売り上げの推移や、タイトル獲得者の減少などのデータを見れば、
今からニュースキンを始めても、稼ぎ続けるのは至難の技であることは明らかですからね。
しっかりとデーターを提示しつつ、順序立てて冷静に論破に臨みましょう。
ただ、どれだけ完璧に理論武装をしたとしても、「そもそも理論が通じない相手」であったとしたら何の意味も為しません。
ネットワークビジネスのディストリビューターの中には、自分のビジネスを過信していたり、盲目的に会社やアップのことを信仰していたりする人物も多いです。
そういった相手には、まず理論が通用しません。
- 「あなたには夢がないのか!」など、見当違いの精神論で反論してくる
- 「でも、○○が・・・だから」など、全く別の話で説得しようとしてくる
- 「このビジネスの素晴らしさが理解できないなんて、可哀想」など、理論は関係なしに見下してくる
こうなってしまうと、もう手がつけられません。
何を言っても無駄です。
ニュースキンを断るだけであれば、「自分は絶対やらないよ、必要ないよ」という意思を表示すれば済む話です。
わざわざ時間と労力を無駄に削って、相手といざこざを起こすのも馬鹿らしいですから、論破するという断り方は正直オススメできません。
論破は、どうしても相手を説き伏せたい、目を覚まさせたいなどの事情がある場合にのみ、しっかり理論武装したうえで使ってください。
以上、ニュースキンの勧誘をうまく断るには、
- 「絶対にやらない」ときっぱり断る
- ニュースキンが稼げない理由を論破する
- 法律違反を指摘する
ですね。
先に述べたように、これらの断り方については「徹底攻略!アムウェイ勧誘3つの手口と断り方」で詳しく解説しています。
ぜひこちらも参考にしてください。
ニュースキンの勧誘で特に気を付けるべきこと
先ほど解説したように、ニュースキンの勧誘の断り方は、基本的にアムウェイと同じです。
ただ、特にニュースキンの勧誘を受けた際に気を付けるべきことがいくつかあります。
- 「NSE」や「NEJ」という単語を使う
- 「エステ会」と称して誘ってくる
- 「ウェルネスアドバイザー」を名乗る
まず、NSEというのは「ニュースキンエンタープライズ」の略称です。
日本のニュースキンはNSJ(ニュースキンジャパン)ですね。
「ニュースキン」という社名は良くも悪くも認知度が高く、社名をそのまま出すと「マルチなんでしょ?」という反応が返ってくるため、それを避けるためにアルファベットの略称を使うディストリビューターがいるのです。
ニュースキンという言葉は知っていても、その略称である「NSE」という単語は知らない人が多いため、相手にニュースキンだと気づかれないんですね。
勧誘の際に惑わされないように、こういった略称を使ってくることがあるということを覚えておいてください。
また、ニュースキンの製品は美容関連のものが主なため、「エステ会」で誘ってくることが多いという特徴があります。
ディストリビューター達は、「ホームエステ」や「ホテルエステ」などと称して、ニュースキン製品を駆使したエステ会を頻繁に催しているのです。
見込み客を囲って、まず他社製品との比較実験を行いニュースキン製品がいかにすごいかを見せる。
↓
エステティシャンを名乗るディストリビューターが、ニュースキン製品を使ってマッサージなどを行う。
↓
会員になって製品を購入してもらう。
という流れの勧誘が行われます。
「すごいエステティシャンを呼んでエステ会するんだけど・・・」
「ホテルの部屋を貸し切ってフェイスエステ会をするんだけど・・・」
などと誘われたら、ニュースキンの勧誘ではないかと警戒しましょう。
そして、「ウェルネスアドバイザー」という資格について。
ニュースキンの勧誘ではしばしば、ウェルネスアドバイザーを名乗って勧誘してくる人物がいます。
ウェルネスアドバイザーは、「健康にまつわるトークを繰り広げ、ニュースキンのサプリメントの定期購入を勧める」、「セミナーで話す」のが主な仕事です。
この「ウェルネスアドバイザー」は国家資格でもなければ、協会の認定資格でもなく、さらにいえばニュースキンの認定資格ですらありません。
ではいったい何なのかというと、実は、ニュースキン最大勢力であるギャグナーが勝手に作った資格なのです。
公的にはなんの意味もない資格ですね。
それを、「私はウェルネスアドバイザーの資格を持っています」、「あの人はウェルネスアドバイザーだからすごい人なんだよ」などと平気で言っているので、気を付けましょう。
グループ内で勝手に名乗っているだけなので、別にすごくもなんともありません。
ニュースキンとアムウェイの違い
ネットワークビジネス大手企業として、何かと比べられることの多いニュースキンとアムウェイですが、その違いについて解説します。
ニュースキンとアムウェイは、何かと共通点の多い企業です。
- ネットワークビジネスを行っている
- アメリカ発祥の会社
- 良くも悪くも「マルチ商法」として有名
- 売り上げの伸び方が似ている
似ている部分が多いため比較されることも多く、お互いをライバル視している節があります。
そんな両社の、「商品」、「ビジネスプラン」の違いについて検証します。
ニュースキンとアムウェイ、商品の違い
ニュースキンとアムウェイは、同じような商品を扱っていると思われがちですが、それぞれの商品ラインナップは異なります。
ニュースキンの商品ラインナップ
ニュースキンは、化粧品など美容関連の製品を中心に展開しています。
- ファーマネックス(サプリメント)
- genLOC(遺伝子の研究から生まれた美容用品)
- パーソナルケア(ボディケア、ヘアケア、オーラルケア、ホームケア等)
(※ニュースキン製品の詳細はこちら。
日用品も多く取り入れているアムウェイと違って、「美しさを保つ、美しさを取り戻す」というコンセプトのもと、美容関連の製品を開発し続けています。
genLOCというシリーズは特にそうですが、その独自性で他社製品と差別化を図っています。
genLOCに関しては「遺伝子研究のもと開発している化粧品」というコンセプト自体が新しく、「genLOC ME」という商品のように、全く新しい形の製品を次々開発しています。
(※genLOC MEは、コーヒーのバリスタのように、美容液をブレンドする機器)
ガルバニック電流を使ったエステ機器を、始めて家庭用に開発したのもニュースキンですし、なにかと「時代の先駆け」を意識した製品開発を行っているのです。
アムウェイの商品ラインナップ
アムウェイでは、サプリメントや化粧品だけでなく、様々な日用品を扱っています。
アムウェイには、以下の製品シリーズがあります。
- ニュートリライト(サプリメント)
- アーティストリー(化粧品)
- サテニーク(ヘアケア・ボディケア)
- スプリーデント(オーラルケア)
- プリモペット(ペット用品)
- eSpring(浄水器)
- XS(エナジードリンク)
- デリセレクション(食品)
- アムウェイクイーン(鍋)
- アトモスフィア(浄水器)
- Bath Spring(バスルーム浄水器)
(※アムウェイ製品の詳細はこちら。
アムウェイ公式サイト-ブランド一覧)
ニュートリライトのサプリメントは、過去にオリンピックの公式スポンサーになっていたことがあり、名前を知っている人も多いです。
そんなサプリと並んで鍋も、良くも悪くも有名ですね。
(「高額・実験がうさんくさい」、または「使ってみたら良かった」等)
ちなみに、鍋と並んで浄水器、空気清浄機は特に高額な商品です。
鍋が17万円前後、浄水器・空気清浄機が14万円前後します。
アムウェイは、ネットワークビジネス企業としてはかなり手広く商品を展開していますね。
アムウェイとニュースキン、ビジネスプランの違い
よくニュースキンとアムウェイの「ビジネス面での違い」として挙げられるのが、次の3点です。
- 理念の違い
- 人の違い
- 報酬プランの違い
この3点について、それぞれ考えてみます。
ビジネスプランの違い① 理念の違い
単純に、会社が掲げる理念・ディストリビューターが語る理念に違いがある、ということです。
両社の理念を比べてみると、こうです。
ニュースキン
「私たちのミッションは、世界のForce for Goodになることです。努力が形になるビジネスや、革新的な製品、人間性を高める文化をとおして、人々がより豊かになるための力となります。」
(ニュースキン公式サイト-ごあいさつ より)
アムウェイ
「自由」「家族」「希望」「報われること」。
創業者の理念であるこれらの価値観は、創設から半世紀たつ今も大切に守られ、アムウェイ・ビジネスの中で息づいています。
(アムウェイ公式サイト-創業者の理念 より)
公式サイトを覗いてみれば詳しい説明が載っていますが、確かに企業理念は似ているようで異なっています。
このような理念の違いから、
「夢のアムウェイ、品質のニュースキン」
などという言葉をきくことがあります。
製品の革新性や新しさを追求するニュースキンと、
成功者たちが会社から豪華な海外旅行に招待されたりと、自由や夢を追い求める気質のアムウェイ。
確かに、ニュースキンは製品力を強調する傾向がありますし、アムウェイのディストリビューターは特に「夢」を強調することが多いです。
また、ビジネスにおいて、
アムウェイは「年齢・性別・経歴関係なく、誰でもビジネスの機会が平等にある」ことを強調しています。
ニュースキンは、「世界中で高まるエイジングケアのニーズにこたえる圧倒的な製品力で、未来を切り開く」と謳っています。
実際に品質やビジネスの仕組みに大差があるわけではありませんが、こういった性格の違いがあることは事実です。
ビジネスプランの違い② 人の違い
ニュースキンとアムウェイでは、「人が違う」といわれることがあります。
しかし、これに関しては「ビジネス経験者の主観」としかいいようがありません。
アムウェイをやっていた人が、のちにニュースキンの会員になったり、
ニュースキンの会員だった人が、ニュースキンに見切りを付けてアムウェイビジネスを始めたり・・・なんてことはよく起こります。
だいたいが、
「以前やっていたアムウェイ(ニュースキン)はダメだったけど、今度誘われたニュースキン(アムウェイ)は人柄も全然違うし、成功できそう!」
というパターンの乗り換えですね。
ただ、ネットワークビジネスは所属している会社よりも、「所属グループの性格」に大きな影響を受けます。
なので、正確にはニュースキンとアムウェイのディストリビューターの性格が、大きく異なっているわけではありません。
「ニュースキンであれアムウェイであれ、各グループによって人が違う」
というのが事実だといえます。
ビジネスプランの違い③ 報酬プランの違い
ニュースキンとアムウェイの最も大きな違いは、報酬プランの特徴にあります。
それぞれの報酬プランの性格について比較すると、こうなります。
- ニュースキン・・・タイトル取得のハードルが低いが、降格条件が厳しい
- アムウェイ・・・タイトル取得のハードルが高いが、降格条件が緩い
まず、ニュースキンについてですが、タイトルはわりと簡単に獲得できます。
月24万円の売上3カ月で、エグゼクティブになれますからね。
まずディストリビューター達が目指す「ルビー」のタイトルも、直下のダウンにエグゼクティブを3人作ればいいだけです。
LOI連鎖を使えば、ルビーの獲得もそれほど難しくはありません。
ただし、ニュースキンでは一度降格してしまうと、1からやり直しになってしまいます。
これは「ロールアップ」というシステムがあるためです。
ロールアップを簡単に説明すると、「エグゼクティブから降格した状態で、自分のダウンラインがエグゼクティブ以上の資格を達成すると、そのダウンラインは自分の上のアップラインエグゼクティブに吸収される」というシステムです。
ダウンを育成しなければいけない反面、先を越されてしまうとそのダウンラインエグゼクティブを失ってしまうため、自分が常に上にいられるように気を付けなければならないのです。
ダウンにロールアップされてしまうと、これまでの苦労が水の泡になってしまうため、先を越されそうな時は必死に買い込みをする、ということも当然起こります。
そのため、他のネットワークビジネスと比べて、ニュースキンのディストリビューターには特に借金を抱える人が多いとも言われますね。
ロールアップしたダウンラインエグゼクティブと、それを吸収したアップラインエグゼクティブの間には、自分は二度と戻ることができないというかなり厳しいシステムですから、
何十万円の買い込みをしてでも、ダウンにロールアップされたくないのです。
ニュースキン社は、「頑張る人同士が繋がることが重要」と考えているため、ロールアップを廃止することはないと公言しています。
対してアムウェイの場合は、タイトルの取得が難関です。
アムウェイで会社員レベルの収入を得るには、最低でも「エメラルドDD」というタイトルが必要なため、
アムウェイのディストリビューターはまずエメラルドDDを目指します。
とっても簡単に説明すると、エメラルドを達成するためには「1年間もの間、月585万円の売り上げを維持」しなければなりません。
(※詳しい報酬の仕組みについては、「アムウェイの評判や仕組みを徹底解説!」の記事で解説しています)
ただ、取得条件がかなり厳しいかわりに、一度タイトルを達成すれば、降格してしまったとしても比較的簡単に復活できます。
たまたま条件を維持できなかったとしても、再び条件をクリアすればすぐに元のタイトルに戻ることができるのです。
どちらの報酬プランが魅力的かは人それぞれですが、ニュースキンのロールアップに関してはディストリビューター間でも否定的な意見が多く、
アムウェイの報酬プランの方に魅力を感じて、ニュースキンからアムウェイに移動したというディストリビューターは多いです。
ニュースキンの真実 まとめ
ニュースキンについて、様々な角度から詳しく解説をしてきました。
ニュースキンに関しては、「製品力は確かに持っていて、世間がイメージするように悪い会社ではないが、強引なディストリビューターが多くトラブルは頻繁に起きている」、というのが真実です。
また、ビジネスとしては、「仕組みはしっかりしていて悪徳ではないが、今新規が参入しても稼ぎ続けることは非常に困難で、将来性はほぼない」というのが事実ですね。
威圧的な勧誘をしてきたり、強引に粘着してきたりするディストリビューターがたくさんいますので、勧誘の特徴や断り方、セミナーの実態などを頭に入れておいて、
いざというときにはしっかり撃退してください。
もしあなたが、ニュースキンビジネスに興味があるというのであれば、いま一度ゆっくり考えてみてください。
ニュースキンビジネスは、非常に厳しいビジネスです。
ランニングコストが高い(お金も時間もかかる)うえに、結果が出しづらいためです。
- ニュースキンの製品が好きで、愛用者として製品を広めたいと思っているのか。
- ネットワークビジネスをやってみたいと思っているのか。
- 会社勤めではなく、独立してビジネスをやってみたいと思っているのか。
- 会社を辞めて、楽に大きく稼ぎたいと思っているのか。
もし、本当にニュースキン製品を気に入っていて、愛用者の輪を広げたいのであれば、迷わずニュースキンビジネスを始めていいでしょう。
本気で製品やニュースキンビジネスを勉強して真面目に取り組めば、月数万円程度の利益は出せるはずです。
しかし、ただ単に「ネットワークビジネス」に興味があるのであれば、ニュースキンやアムウェイなどの「既に成長期が過ぎた会社」ではなく、「これから成長期が来るであろう会社」を選んでください。
ネットワークビジネスを行っている企業は日本にもたくさんあります。
わざわざ成長が停滞していて、悪い評判が定着している大手企業を選ぶ必要はありません。
ただ、ニュースキンやアムウェイなどの大手を避け、慎重に会社を選んだとしても、ネットワークビジネスそのものが、「継続して稼ぐのが大変なビジネス」であることに変わりありません。
ただ単に独立したい、楽に稼ぎたいだけであれば、ニュースキンなどのネットワークビジネスは一番オススメできないビジネスなのです。
ディストリビューター達は、「夢をかなえるにはこのビジネスしかない!」と力説しますが、
世の中には、ネットワークビジネスよりも簡単に結果が出せるビジネスはたくさんあります。
落ち着いて、色々な道を探ってみることも大事ですね。
本業+αの収入が欲しくなったら読む記事
ネットワークビジネスは権利収入にならず、他の副業の7倍難しいって知ってましたか?
この記事では証拠データ付きでネットワークビジネスの真実をお話しています。
「知ってるか」「知らないか」
たったこれだけの差で僕は借金してしまいました。
ネットワークビジネスをやっていて、地獄の日々を過ごしているあなたへ。
ネットワークビジネスに勧誘されて、やるか迷っているあなたへ。
この記事を読んで「知っている」状態になって欲しいと切に願っています。